2013年01月11日

0からはじめるGarageBand 第10回-ギターの打ち込みあれこれ-

今回はギターの打ち込み講座になります。


前回、何度も言いましたが、「ギターであってギターではない楽器だと思った方が良い」という事を念頭におきつつ、それでも、ギターの代替えとなる打ち込みをしていきたいと思います。



まず単音は説明はいらないと思います。

ベースでも説明した通り、ギターの最も低音はC1の上にあるミです。

E1基準
E1基準 posted by (C)Dei



後はピアノの時やベースの時同様、自由に打ち込んでみてください。


で、全般で言える事なのですが、ギターとして確実に物足りなくなります。

これは一重にノイズ成分の不足だったり演奏法的な滑らかさが影響していたりします。

しかし、ノイズであれば、ノイズを生ギターから個別に録音したり、滑らかさを出すとなれば・・・と、難易度が高いのです。

なので、これはあくまでギターであってギターではない楽器だと割りきりましょう。

どうしても、という方は自分でギターを弾くなり、ちゃんとした音源を買う事をまず、お薦めします。



とりあえず、単音の打ち込みは特に言う事はありませんが、単音と似た形式で「アルペジオ」というのがあります。

これは、ギターを弾いた事がある人なら基本技として知っているとは思いますが、説明します。


今まで、ピアノだったりベースだったりと、基本的に同時に弾くか一つの音が終わったら次の音、という風にチップを配置していたはずです。

そうではなく、本物のギターで言えば、コードを押さえたまま一音づつ弾く、という弾き方をアルペジオと言います。


軽く打ち込んでみます。


コードはドの音になります。



こちらが単音です。


単音
単音 posted by (C)Dei








こちらがアルペジオ。

アルペジオ
アルペジオ posted by (C)Dei







基本は1小節の間コード内の音を伸ばしっぱなしにする事になります。

もちろん、あくまで基本です。


響きの違いがご理解頂けたでしょうか?

注意点を上げると、ギターの音がディストーションやアンプで歪みすぎていると、音の響きが悪く、綺麗に聞こえません、そういう部分も踏まえてエフェクトは調整しないとなりません。





では、次です。


コードの入力です。


実際は、最初のピアノの項目でもコードは入力しました。


大きく違うのは、ギターは6弦有り、抑え方でドミソという順番じゃない場合が多々あるという事です。


完全にギターを再現する必要はありませんが、再現率にこだわる場合には覚えた方がいいでしょう。



ドのコード(Cメジャー)ならC2からスタートし、「ドミソドミ」(最後はC3のミ)となるようにしたり、ソのコード(Gメジャー)ならC1からソシレソシソと並びます。

他にもポジションによって更に違ったりしますので、コードパターン10万と言われている全てを覚えるのは厄介かと思います。

ここでは説明しませんが、オープンコードとFポジション、Bポジションという形式の3種類を覚えると融通が利くようになったりします。

その内、Tipsあたりでやりたいと思います。


そして、コードの最大の問題は「コードを弾くときには時間差がある」という事です。

前回にも軽く触れましたが、ギターは弦を上から、又は下から順番に弾くことになります。

同時に鳴らそうとしても、弦は上下に配置されているので、全く同時になる事はありえません。


これを再現するのは簡単です。

チップをずらせばいいので。


Cメジャーコードズレ
Cメジャーコードズレ posted by (C)Dei

画面上で若干ズレているのがわかるでしょうか?


が、GarageBandでは不可能です。

理由は、64分音符までしか打ち込めないからです。


64分音符程度ではズレを表現できません。

それを回避する手段として、曲そのものを倍速にする事です。

120テンポなら240テンポにするのです。


テンポ倍
テンポ倍 posted by (C)Dei




それでいて、4分音符で打つモノおは2分音符と、倍の長さにすれば曲そのものは120で作っても240で作っても一緒です。

そして、64分音符は実質、128分音符になります。

これならギリギリ再現できます。

しかししかし、これでもダメな場合があります。



なぜなら、GarageBandは240テンポまでしか製作できないからです。


120テンポより早い曲で再現するとなると、不可能という事になります。


上位のLogic等ではできるのですが、簡易版のGarageBandでは不可能です。

これは、ちゃんとした音源を買うか、Logicを購入するしかありません。


ということで、結局のところ、コードもピアノと同じようにベタ打ちし、可能ならギターのコードを抑えた時と同じ音がなるように小細工するしかありません。

コードベタ打ち
コードベタ打ち posted by (C)Dei


ベタ打ち




ズラしたモノ




どうしても、となれば一部だけズラすなどすると多少マシになるかもしれません。


あくまで、「ギターであってギターではない楽器」という事で納得した方が楽だと思います。





最後にパワーコードに行きます。


パワーコードとは、3度の音を抜いたモノです。

そして、もうひとつ、独特の演奏としてブリッジミュートというのがあります。

実際は、コードでも単音でも使う場合があるのですが、パワーコードの方がよく使われるのでこちらで記載します。

コードで応用してみてもいいですね。



それでは、まず第一ステップとしてパワーコードを入力してみます。


ですが、まず、ギターは歪ませておいた方がカッコイイと思います。

前回のエフェクターの項目を確認しつつ、歪ませておいてください。





それでは、まずCのパワーコードをおいてみます。




パワーコード1
パワーコード1 posted by (C)Dei


C2のド、更に上にあるソに長さ8分音符で配置してください。



グリッドの変え方等はほぼ毎回やっていると思うので割愛します。




後は、コピーアンドペーストをしてコードが変わる半小節部分までコピーしていきましょう。



次はソのコードですね、ソのコードはC2のソC3のレになります。
実際、逆にC1のソ、C2のレにしてもいいですね、ここらのチョイスは最初はセンスでいいでしょう。


選ぶときに悩む用であれば、あまり飛び過ぎない近い方を選んだ方が無難かもしれません。



パワーコード2
パワーコード2 posted by (C)Dei

という具合に、ファのコードならC2のファ、C3のドという具合にピアノやベースの方を確認しながらコピー等を駆使しつつ配置してみてください。


そして、配置したら、ベロシティは全部100くらいにしてみてください。

これでパワーコードはOKです。






聴きやすいように音量を大きめにしていますが、こんな感じになったはずです。

大分ロックな雰囲気がでているのではないでしょうか?



しかし、これだけでは味気がありません。

前述した「ブリッジミュート」というのを試してみます。


まず、ブリッジミュートについてですが、ブリッジミュートはギターを弾くときに、ピックを持っている右手で弦が貼ってある根本に触れて弦を振動させずに短く切るようにする奏法です。

こうすることで、音の歯切れがよくなり、リズムが際立つようになります。


わからない方はYoutube等でブリッジミュートで調べるとワンサカでてきますので、一度聞いてみるといいでしょう。

※なるべく当コンテンツでは他の方の著作物等を掲載するのを控えています、お手数ですが皆様で御検索くださいますようお願いします。



それでは、試してみましょう。

まず、ブリッジミュートを再現するのは手動です。

有料のギター音源では簡単に再現できたりするのですが、有料の音源でもこの手も結構使えます、味付けに使えるので覚えて損はありません。

いくつかやり方がありますが、一番簡単な方法でいきます。


まずはコードが変わった最初以外のベロシティを50くらいにしてみましょう。

コードの頭は100のままです。

ブリッジミュート1
ブリッジミュート1 posted by (C)Dei




次に、グリッドを定規マークから32分音符にしてください。


次に、先程の頭以外全てを32分音符1個分短くしてください。

チップの末尾をドラッグして1メモリ分小さくすればOKです。

ブリッジミュート2
ブリッジミュート2 posted by (C)Dei




複数選択で一気に変えられますので、Shiftキーを押しながら全部一気に選択して一気に変える事もできますので、試してみてください。

では、再生してみます。





音作りをちゃんとしてないので違和感はあるかもしれませんが、ロックっぽさはかなりでてきたと思います。

ある程度音作りをしっかりすればもう少しまともになると思います。


これがパワーコードをブリッジミュートです。

音をもっと再現したい場合には、別トラックにミュートを作ってミュ−ト用の音作りをする方が更に再現率を上げれると思います。

エフェクトの調整等もいじったり、64分音符にして短くする成分を変えたり、ベロシティも色々調整して自分好みの音を探してみましょう。


細かい作業にもなりかねないので、今回では取り扱いません。



アレンジパターンとして、強拍を増やしたり変えてみるとこんな感じなのも作れます。






もう少し音作りしっかりすれば聞きやすかったと思いますが、こういう細かい作業が大きく差になってくるはずです。

歌メロやドラム等に合わせて強拍を変えると一段と曲が冴えるはずです。


このミュートをコードをジャカジャカと鳴らす中に割りこませれば、リズムが映えますので、興味がある人は試してみてもいいでしょう。


後はこの単音、アルペジオ、コード、パワーコード等を組み合わせて行けばギターのフレーズも作れると思います。

音楽雑誌等に楽譜等もありますので、勉強ついでにそれを打ち込んでみてもいいかもしれませんね。


それでは、これでギターの基本的な打ち込みは終わりました。



今までの流れで、トラックを作る事、リージョンを作る事、トラックに楽器を配置したりエフェクトをつけたり、チップの打ち込みもバッチリで、ギターの小技も覚えました。


これで曲を作る、という事はできてしまうはずです。


操作的な意味では。



曲を作る為には、簡単な音楽理論だったり感覚を養う事が必要になります。

この講座ではあくまで、0からはじめる為に操作に重点を起きつつ、後々必要になる知識を一部かいつまんだだけです。


それでは、次回は音量調整の仕方と曲の書き出しの仕方になります。


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posted by DaysDei at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月09日

0からはじめるGarageBand 第9回-ギターの設定とエフェクター-

長らく放置してしまいましたが、予定分も残り少しとなりましたので、なんとか基本講座を終わらせたいと思います。

バンドの花形とも言われるギターですが、先に一言言わせてもらうと、打ち込みのギターはギターであってギターではない別の楽器と思って作業した方がいいでしょう。

なぜかと言うと、ギターという楽器はとにかく雑音が多く、意図していない音が多量に含まれていたり、演奏方法の幅が広かったり、複数の音を同時に弾く楽器である為、胴鳴りや共振等で再現が難しいのです。

そんな事を言ったらピアノも胴なり共振の再現に必死になっているメーカーさんも多い訳ですが。

ギターはそれ以上に再現率が難しいと思っていいでしょう。


何より、同じ「ド」の音があったとしても、別の弦に同じ高さの「ド」の音が複数存在し、尚且つ、その音の高さは一緒であっても、響きが違います。

それを再現するとなると、音源次第になります。


そのため自分はタ、DTMのギターは、ギターに似た違う楽器だと思って作業しています。

再現を突き詰めようとすると泥沼です。


ここは割り切っていると言うのが実際で、良い音源を別個に買うことがあれば、再現率はグンと跳ね上がると思います。


さて、それでは、ギターの簡単な演奏方法と、それに伴う打ち込みの仕方を簡単に案内したいと思います。



○単音

普通に打ち込んでください。注意が、スライドやハンマリング・プリング等の細かい演奏技術の再現は結構骨です。

演奏方法の意味がわからない方もいらっしゃると思いますが、この手の操作は別記事で説明した方が良いかと思います。

なので、今回は、ピアノやベースのようにチップを自由に置くことで再現可能という事にしておきます。


単音は主に、ギター・ソロやリード、イントロ、ギターのフィルインに使われることが多いです。

これは今までのピアノや前回のベースと一緒ですね。




○コード弾き

コード弾きですが、これは説明が厄介です。

実際、単音以上に再現が難しいと言えます。

何が難しいかと言うと、ピッキングという演奏方法の性質と、それを複数の弦で同時に、というのが難しいのです。

これも別の項目で説明したいと思いますが、まず、ピッキングの軌道というのは直線ではありません。

手のひらや腕を中心とした円の軌道を描きます。

そして、数ミリsecほど各弦が鳴るのには時間差があります。

これがギターのコード弾きには重要であり、そして、この微調整こそ、ギターのコード弾きのノリというものに影響を及ぼします。


そして、曲のテンポによっては「ガレージバンドでは不可能な設定」が必要になります。

テンポが早すぎれば音がなる誤差が入力出来ないということです。



ギターのコード弾きの基本は、実際に押さえている音そのままをチップに打ち込むのがまず、基本となります。

そして、最大の注意が、Cのコードであれば、「ドミソ」ですが、ピアノロールに「ドミソ」を置いてもダメです。

フルコードであれば、最大6音まで同時に出るギターですし、フレットの位置からして、綺麗にならばないことも多いのです。

一般的なドのコードであれば、C2からスターとし、「ドミソドミ」という5音の並びになります。

ファのコードだと、C1の上にある「ファ ド ファ ラドファ」というなんとも複雑怪奇な並びになります。

逆に、コレ以外の並びをするとなると、ギターという楽器を考えると、「おかしい」のです。


コードの再現も難しいことこの上ありませんが、基本は、ピアノの伴奏のようにコードを積み上げて見るといいでしょう。

ここらも「ギターであって別の楽器」という認識でやると気が楽だと思います。



○パワーコード等簡略コード

自分の中で、DTMのギターというのは、パワコード専門楽器だと思っています。


本物に比べたらノイズ量等に違いがある為、全く別の音になりやすいですが、それでも、パワーコードのような2〜3音楽器はやりやすいと思います。

普通、コードは根音、3度、5度の3個の音を鳴らします。

しかし、この中から、コードの響きを決めてしまう3度を取っ払います。

ドミソで言うと、ミを取り払い、ドソだけを鳴らす事になります。


こうする事で、曲全体のイメージをギターが持って行きすぎず、勢いのあるフレーズに仕上げやすくなります。

それと、複数の楽器が寄り集まるので、あまり音が多すぎると、今度は音が溢れすぎてしまったりぼやけたりするのを防いでいたりもします。




ということで、基本はパワーコードという事で、パワーコードなるものを詳しく解説してみます。


まず、パワーコードというのは、前述の通り、コードから3度の音を抜いたモノ、となります。

ドレミファソラシドと並んでいて、ドのコード(Cメジャー)を使う場合、1度がド、2度がレ、3度がミ、4度がファ、5度がソとなります。

ドのコードはドミソなので1度、3度、5度の3個でできている訳です。

これから3度を取り払う事でパワーコードは完成します。


3度の音は音の暗い明るいを決定する部分です。

メジャーコードとマイナーコードの2種類を分けるのはこの3度のみとなっています。

パワーコードは、メジャーコードであってもマイナーコードであっても単純に真ん中の音であり、それを抜く事だと思って構いません。


そうなることで、音の響きが明快になって、ギターがリズム的でありつつも音階的な音色になるのがパワーコードです。



ということで、今回からパワーコードと・・と行きたいところですが、その前にエフェクターなるものを使ってみましょう。

ギターの打ち込み自体は次回にします。




まず、いつもの通りにトラックを作成します。

トラックの作成はもう慣れた頃でしょうか?


左下にある「+」ボタンかメニューバーのトラックから新規トラックです。


新規トラックボタン
新規トラックボタン posted by (C)Dei


トラックテンプレート
トラックテンプレート posted by (C)Dei



注意点は、トラックを作る際に「ギター」という項目がありますが、これは実際にギターを演奏して録音したい人向けの項目です。

当講座では「打ち込みだけで作る」事を主眼にしていますので、今回はスルーします。



それでは、トラックができたでしょうか?

そうしたら、ギターを割り当てます。


音源ギター
音源ギター posted by (C)Dei

右側のソフトウェア音源 ブラウズから、Guitars → CleanElectricと選択します。


これでギターが使えるようになります。

鍵盤を使っている人はちょっと弾いてみてください。

あまりロックではありませんね。

なので、ここでちょっとエフェクターなるモノを使ってみましょう。


エフェクターは楽器の音色を変える機械です。

ギターらしいあの音もこの音もエフェクター、後はアンプというモノで作ります。



それでは、エフェクターを使ってみましょう。



ブラウズから編集
ブラウズから編集 posted by (C)Dei

今作ったトラックを選んだ状態で右側のギターアイコンの下にある、先程まで「ブラウズ」となっていたタブを「編集」に変えます。


ちょっと余談ですが、右側は選択しているトラックの状態を変更する画面です。

最初、ブラウズになっていたのは、「トラック全体の音源の変更メニュー」的な意味合いになっています。

これをいじると、音源そのものが変わります。

ギターやベース、ピアノ、シンセサイザー等です。


さて、そしてですが編集というのは、その選んだ音源に対して調整を加える画面とでも言いましょうか。

この画面にてエフェクターをかけたり微調整を行ったりできるようになります。

もちろん、これはギターだけに限らず、ベースであってもシンセサイザーであっても可能です。


さて、それでは続きです。


今、この編集タブには「サウンドジェネレーター」「エフェクト」という2種類の項目と、マスターエコー等いくつかの小さい項目が出ていると思います。

一番上のサウンドジェネレーターはほぼ、先程のブラウズと同じ意味合いだと思ってください、基本いじりません。


次のエフェクトというのが今回の主役です。

多分ですが、初期状態だと、コンプレッサーというのが表示されていると思います。

これが今、このトラックにかけられているエフェクター・・ではなく、これは準備されているだけで駆動していません。


今、このコンプレッサーは用意されていますが、機能がOFFになっています。

わかりにくいので、まずディストーションを配置してみましょう。
そうすればすんなりとわかると思います。



それでは、まずはコンプレッサーの下の薄く灰色になっている枠があります。そこをクリックしましょう。


エフェクト枠
エフェクト枠 posted by (C)Dei



そうすると、黒い背景で一覧が出てくるはずです。


エフェクター一覧
エフェクター一覧 posted by (C)Dei




これがエフェクターです。


この黒い枠の中から、「ディストーション」というのを探してみてください。


そうすると、ディストーションが配置されます。

そしてギターの音が変わったはずです。


ついでに、すぐ下の空白に「アンプシュミレーション」というのを入れておいてください。

大体、これで準備ができました。



エフェクトONOFF
エフェクトONOFF posted by (C)Dei


確認ついでになりますが、ディストーションやアンプシュミレーションの項目の横に緑色のマークが出ていると思います。

これがONになっている状態です。

コンプレッサーは緑色のマークがでていませんね?このマークの部分をクリックすることでエフェクトのON/OFFを切り替えれます。

不要だと感じたらクリックしてオフにしてみてください。


それでは、次にエフェクトの調整の仕方です。



エフェクト調整
エフェクト調整 posted by (C)Dei

青で囲った部分をクリックすると、エフェクターの設定をAPPLEさんで調整したプリセットが一覧されます。
これを変える事で簡単に調整済みの音が使えます。


しかし、慣れてくれば微調整もしたくなるでしょう。

そうしたくなったら、今度は先程の画像の赤丸で囲ったアイコンをクリックしてみてください。


小さいこのようなウィンドウが出ると思います。

エフェクト編集画面
エフェクト編集画面 posted by (C)Dei

この画面が今選んだエフェクターで調整できるパラメーターになります。

このスライドバーをいじると音が変わります。


実際、エフェクターもかなりの種類がありますし、曲調や他の楽器の音色によって調整はまちまちになります。

なので、折角なので、アンプシュミレーションやディストーションの項目を使って遊んでみてください。

慣れたら他のエフェクター等もいじってみるといいと思います。


打ち込みまで長くなってしまいましたが、次回、打ち込みを軽くやって基本的な講座を終了します。


実際、ギターの打ち込みをやらなくて、曲を作るという意味ではもう、ガレージバンドの操作の大体ができてしまうと思います。


一応、基本としてギターの打ち込みを次回に行い、最後に自分でキラキラ星を軽く編曲して終わらせたいと思います。


それ以降は、Tipsであったり、補足知識等をチラッちらとやってみたり、ステップアップ用にLogicについて語れれば、と思います。



それでは、また次回もよろしくお願いします。


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タグ:GarageBand DTM Mac
posted by DaysDei at 07:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

0からはじめるGarageBand 第8回-ベース編-

ギターとベースをまとめて竿物と言ったりします。

この2つは見た目こそ近いですが、全く別の楽器と思った方が良いでしょう。

それでは、まず、両者の基本からです。


どの楽器にも基本的に、出せる音階というものに限界があります。

ベースはあまり上限まで行くこともありませんし、逆に言えば、5弦・6弦ベースという一般的な4弦よりも、低音又は高音に弦が増えているものもある為、実践的なことを考えなければ、どこまで低音にしてもいいでしょう。

ギターも同様に7弦ギター等があり、低音側が多かったりします。

しかし、基本は、ミの音、Eから始まる場合が多いです。





そして、ガレージバンドでは、音の絶対的な高さではなく、楽器毎の基本的な高さにピアノロールがセットされています。

簡単に言えば、ベース楽器を選んだ時のC1とギター等を選んだ時のC1は音の高さが違います。

あくまで、楽器毎の基準となる高さでピアノロールは操作できます。


そして、基本的に、ベースもギターも、一番低い音はC1の上にあるミの音が最も低い音だと思って操作すると安定すると思います。

E1基準
E1基準 posted by (C)Dei


実際のギターやベースの最も低い音がここに相当します。

※チューニングや多弦ベース等になると変わってくる場合もありますが、一般的な話です。




では、今回はベースについて先に説明したいと思います。


大体の場合、まずは「ルート音で連打」が基本と言う場合が多いからです。

なので、文面メインですが、ルート音の連打について説明します。


まず、ベースという楽器ですが、2つの側面があります。


一つはメロディ楽器として、音階を奏でる楽器という面です。

当然、弦もあり、フレットも打たれているので、様々な音階が出せます。

なので、いくつもの音階を使い、音を繰り出すことが可能です。


しかし、ベースの大きい役目には、リズム楽器としての役割があります。

ベースは、低音楽器という性質から、音階を奏で過ぎると楽曲が少し、ぼやけた感じになりやすく、ドラムのみにリズムを任せるだけではなく、リズムを強調する意味でも、ベースが一緒になってリズムを強めることも多いのです。


このリズムを強める演奏法の一つが「ルート弾き」と言われるものです。

これはとても単純で、「各小節等、そのコードが使われている間、一番合うリズムでルート(根音)を弾き続ける」というものです。

ピアノで伴奏を付ける際、コードの話をさせてもらったことがあると思います。


コードは、基本となる音に、1音階づつ開けて積み上げた複数の音の組み合わせです。

ドのコード(C)であれば、「ドミソ」の3個の音で構成されます。

その中で、最も低い音が「ド」になります。

そうなると、話は簡単です。

ベースの「ルート弾き」は、ドのコードが鳴っている間はドを連打すればいいのです。

ソのコードが鳴っているのなら、ソの音を連打します。



とっても簡単ですね。

あくまで、これは基本中の基本です。


とりあえず、試してみましょう。



まず、トラックを作ります。


新規トラックボタン
新規トラックボタン posted by (C)Dei


トラックテンプレート
トラックテンプレート posted by (C)Dei


トラック製作ベース選択
トラック製作ベース選択 posted by (C)Dei


そうしたら、ルート音を調べます。


ピアノには伴奏が載っていますので、その伴奏を利用します。



今回の曲は、半小節毎にコードが変わっていきます。

C G F C F C G Cの順にコードが変わっていくので、それを打ち込みます。

打ち込む際は、基本的に8分音符連打が一番多いのですが、曲調に併せてそれは様々です。

とりあえず、今回は8分音符で連打してみましょう。


こんな形になります。


ベースルート弾き
ベースルート弾き posted by (C)Dei




ドの音は、C1だと、一番低い音がそのすぐ上のEの為使えません。

C2から始まっています。

他の音は、最低音と同じオクターブ内にあるので、とりあえずC1からC2の間に打ち込みました。

これに決まりはなく、音程感によって変えて行くのですが、とりあえずはお決まりはこんなカタチなので、打ち込んでみてください。


再生するとこんな感じになります。







なんとなく、雰囲気がでたのではないでしょうか?



これが一番の基本になります。


しかし、あくまで基本であり、ベースには色々なアプローチがあります。

自分が感じているのは、深みにハマると、ベースが最も理論的に難しい楽器なのではないかと言うくらい、アプローチは様々です。


ドラムと合わせるアプローチ、ギター等他のオケと合わせるアプローチ、ボーカル等、メインメロディーに合わせるアプローチもあります。

それい外にも、もっと独立したやり方もあったりで、感性的にかなり様々です。

このアプローチという言葉を難しく捉えないでください。

曲を作っている内に、何かが足りないと感じた時、それがベースかもしれない、ベースが何か辿るべき音がまだあり、それが何かと絡むだけかもしれません。

または、最初から何かと絡めるような曲作りをしたいのかもしれません。

一意にこれが正解というのがないのは厄介です。


そして、ベースの注意点は「基本的に2音同時に鳴らすことはしない」という事です。

基本は単音楽器です。

低音は音がこもりがちで、低音を複数鳴らすと、その部分がとてもスッキリしない音になりやすいのです。

もちろん、効果を狙ったり、ベースの中でも高い音を使う場合には、問題がないことも多いです。

イコライザと仲良くなると、使いやすくなったりもします。



小難しく書きましたが、一番ストレートで、基本はルート弾きだと覚えておき、経験を積んだり、理解を深めるまでは、とりあえずルート弾きをすれば安定だと思っていていいと思います。

後は、感覚で色々いじってみるのもいいでしょう。



基本的なベースの説明はこれだけにしておきます。

深みにハマって、何か作る前に悩み過ぎてしまってはいけません。


とりあえず作ってみる事から始める方がいいと思います。

そして、その中から、不足しているものを学んで行くのがいいと自分は思っています。


とりあえず、一度、全体をルート弾きで打ち込んでみてください。


次回は基本は一緒ですが、ギターについて説明できればと思います。


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posted by DaysDei at 20:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月03日

コンプレッサーはそえるだけ

基本的に、エフェクターはパラメーターを0であったり、フラットにすることで効果がないとされています。

しかし、そうではないものも存在しています。

そして、その中でも楽しいのがコンプレッサーです。

コンプレッサーの記事2回目となりますが、コンプレッサーは役割が多いので、それ相応に知っておいた方が便利なのです。


さて、コンプレッサーは添えるだけ、と言いましたが、一体どういうことかと言うと、コンプレッサーに限らず、どのエフェクターも通るだけで音質に変化が生まれるのです。

調整をいくらしても、微弱に変化がおきてしまいます。

もちろん、良し悪しはあるのですが、わざと効果のないエフェクターを通す人はそうそういないと思います。


コンプレッサーは、その中でも独特の効果があります。


それは、ある意味、リバーブを超えるマッチング能力を持っています。



まず、ミックスダウンをする際、最初に課題になるのは、音量だったり、音の馴染み具合だと思います。

馴染まない理由の一つに、各楽器の響き量が違ったりすることが挙げられます。

そして、それを調整する為に、リバーブをかける人が多いと思います。


しかし、リバーブをかけすぎるのは厄介ですし、上手くいかない場合も多いです。

雰囲気が壊れることも多いからです。


このなじませる時に、リバーブほどがっつり調整がいるのか、それとももう少しソフトな調整がいるのか次第ですが、一つの方法として、効果が全くないレべルのコンプレッサーをインサートするのをお薦めします。


これは、すべてのトラックに刺してもいいですし、オケトラックとボーカルトラックのようにグループ化している際には、グループ毎にかけてしまってもいいでしょう。


調整の仕方は簡単です。

スレッドショルトがギリギリより少し余裕を持って、全く振れないレベルあたりにし、比率は低めに2:1などにとりあえずセットし、gainは元の音量通りにするなどでもいいですし、全くデフォルト状態でもOKです。

アタックは0で、リリースは長めに適当にかけています。


とにかく、コンプレッサーを最後に通ればいいです。

こうすると、楽曲の馴染み具合が良くなったりします。


理屈までは詳しくわかりませんが、推察するに、コンプレッサーの持つ圧縮能力は、けして未来予知をしている訳ではなく、一定のコンプレッションを行なっていると考えられます。

そうなると、音の成分全体が、同じ比率でコンプレッションされ、ある意味、「同じ部屋の中で鳴っている」ような効果が得られているのではないかと推察します。

それを響きを増やして行うのがリバーブな訳で、コンプレッサーは、逆に減らしてなじませていると考えられるのではないかと思います。

機種によっては、アナログウォーマーのような効果もあったりしますしね。


こんな微妙な使い方を覚えると、コンプレッサー集めが楽しくて仕方なくなります。

一度、ミックスダウン前に刺してみてはどうでしょうか?


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タグ:Mac DTM
posted by DaysDei at 19:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月29日

0からはじめるGarageBand 第7回-ドラムの打ち込み2ラウンド目-

前回でドラムの打ち込みの最大の基本を学んだかと思います。

今回は、それにアクセントになるシンバルとフィルインを学びたいと思います。


シンバルというのは「ジャーーン」と鳴る金属の板で、クラシックだと2枚、ロック等のドラムセットには1枚の板がぶら下がっているものを指します。


このシンバルは、最もアクセントを付けたい場合や、その叩いた後の残響時間の長さを生かしたい場合に使われます。

しかし、基本はアクセントです。

では、早速アクセントをつけてみましょう。


アクセントを付ける位置で最も多いのは、小節の最初です。

ここは伴奏の切り替わりでもある為、アクセントがつけやすいポイントです。


では、早速チップを配置してみましょう。

クラッシュシンバルはC2の上にあるド#です。

さて、ここでですが、一つの基本ルールがあります。

「ハイハットとシンバルは原則、同時に打たれる事はない」というルールです。

これはあくまで原則的なものなので、DTMでは無視される方もいるかもしれません。

実際のドラムでも、同時に叩くのが厳禁という訳ではありません。


まず、これの理由ですが、実は、ハイハットとスネアは立体的に組まれています。


ドラムの基本的な手の位置
ドラムの基本的な手の位置 posted by (C)Dei


ハイハットより下の位置にスネアがあり、基本的なスタイルとして、ハイハットは右手で叩き、左手でスネアは叩かれます。
そして、シンバルはハイハットの上に位置しています。

絵心がないせいか、とても見づらいですが、この状態でハイハットとシンバルを同時に打とうとすると、スネアを打つ予定の左手で打つ事になります。

もちろん、その瞬間だけハイハットを左手で叩いてもいいのですが、スネアを打つために構えていると、ハイハットの下から叩き上げてしまうなど、ぶつかりやすくなります。
そして、上体がズレる為、バランスも悪くなります。

更に言えば、シンバルは音の輪郭がぼやけたアクセントであるのに、ハイハットが鳴ると音が締まりすぎてしまう場合もあります。


そういう事から、右手でシンバルを打ち、ハイハットは同時には打たれない事が多いのです。


それを踏まえ、新たにチップを置くのではなく、元々あったハイハットのチップを移動させてみましょう。


シンバルの位置に移動
シンバルの位置に移動 posted by (C)Dei


こうなりました。



自分では少しアクセントが90では弱いと思うので、110〜120ほどにしてみました。

クラッシュは大体、これくらいにする方が多いでしょう。






このまま再生すると、前回のループ分も全部変わり、すべての小節頭にクラッシュシンバルが鳴るようになると思います。




しかし、これだとちょっとシンバルが多すぎるだろうと思います。

思い切ってここはループをやめ、すべて手打ちにしたいと思います。


では、そのための準備として、まず、ループをなくします。

ちょっと面倒ですが、シンバルを置く前の状態に戻します。


元のハイハットへ
元のハイハットへ posted by (C)Dei


「Coomandキー」+Zを数回押し、チップをハイハットがあった位置まで戻してみてください。

戻しすぎた場合には、「Coomandキー」+「Shiftキー」+Zで取り消しを取り消せます。


「Commadキー」+Zでないと、ベロシティが変わったままなので、手動でやってしまった方は、ベロシティもハイハットにそろえておいてください。



そうしたら、一度、ループをなくします。

なくし方は、ループを作ったのと同じように、リージョンの右上を左側にドラッグすると短くなり、1小節目のところまでドラッグすればループ部分はすべてなくなるはずです。



では、この状態で今度はリージョンを伸ばします。


リージョンの伸ばし方は以前やっているとは思いますが、復習として、ループとは違い、リージョンの右下をドラッグします。

リージョンを伸ばす
リージョンを伸ばす posted by (C)Dei


以前使用した画像ですが、忘れた方は参考にしてください。


これをピアノ側と同じ4小節分に伸ばしておきます。

ドラムリージョン伸ばし
ドラムリージョン伸ばし posted by (C)Dei



伸ばしたら、今度は新しく作った空白の部分にチップをコピーしていきましょう。


シンバルの配置を取り消したのはこの為です。

取り消さずにコピーしたら、シンバルがある状態でコピーされてしまうため、1個1個、全ての小節のシンバルをハイハットに変更しなければならなくなってしまうからです。


では、コピーしましょう。

まず、現在あるチップをすべてドラッグして選択します。
「Commandキー」+C を押してコピーの準備をします。


その後、再生バーを2小節目の頭に移動させます。



移動の仕方は以前説明しましたが、ピアノロールの上にある目盛りをクリックするのが一番早いと思います。



適切に移動できたら貼り付けます。
「Commandキー」+V ですね。


そうしたら、4小節ありますので、次は今コピーしたものも含め、今あるすべてのチップをドラッグで選択し「Commandキー」+C、今度は3小節目の頭で「Commandキー」+Vで4小節すべてに配置できたと思います。



そうしたら、一番最初にある1個だけをシンバルにして、ベロシティも最初と同じで110〜120程度にしてみましょう。

シンバルはC2の上にあるド#です。



そうしたら、とりあえずですが、リージョンも同様にコピーしてしまいましょう。

リージョンのコピーも同じように、まず、1〜4小節目にあるドラムリージョンを選び「Commandキー」+C。

そして、トラックでドラムが選ばれている事を確認し、再生バーを5小節目に持っていきます。



後は、「Commandキー」+Vを2回押しましょう。

これで再生すれば、曲調が変わるポイントポイントでシンバルが鳴ったはずです。


ドラムコピペ結果
ドラムコピペ結果 posted by (C)Dei

ドラムリージョンコピペ結果
ドラムリージョンコピペ結果 posted by (C)Dei






これがシンバルを入れる基本になります。

若干、シンバルの響きはいいのですが、音量が大きい気がしますが、ドラムはトラックに数パーツづつにして音量を個別調整したりもするので、音の鳴りでベロシティは選ぶことが自分は多いです。




次にフィルインの説明です。

フィルインですが、「おかず」等とも言われている、ドラムの人間では一番特徴の出るフレーズの事です。

そして、このフィルインの多くは曲調の変化毎に挿入されます。

フィルインの役割は、曲の変化を繋ぐのが役割です。


つまり、フィルインが入るのは、先程入れたシンバルの手前になります。


しかし、フィルインはかなり感性的な部分を問う場合が多く、演奏の仕方は様々です。


今回は、自分が適当に作ったフレーズをまず打ち込んでみて、そのあとに自由にやってみて欲しいと思っています。



まず、フィルインではよく16分音符を使う事が多いので、目盛りを16分音符にします。
チップのなが差はすでに16分なので、切り替える必要はありません。

目盛りの切り替えはピアノロールの右上にある定規でしたね。

定規アイコン
定規アイコン posted by (C)Dei

定規メニュー
定規メニュー posted by (C)Dei


では、まずですが、4小節目の3拍目以降を消します。


4小節目3拍目以降を削除
4小節目3拍目以降を削除 posted by (C)Dei


実際は、チップを移動させてもいいのですが、ベロシティ調整がの方が面倒です。

自分はフィルインもある程度先に作ってしまってからベロシティをいじりますが、割りとフィルインはスネアと同じくらいの音量か、またはそれより若干大きいくらいの音量にする事が多いので、毎回、フィルインは音量調整が必要だったりします。

では、そうしたら、一度、下の絵のように打ち込んでみてください。

4小節目3拍目以降のフィルイン
4小節目3拍目以降のフィルイン posted by (C)Dei



画像ではもうなっていますが、打ち込んだもののベロシティをバスドラムのみ100でそれ以外を110にしましょう。

バスドラムも110でもいいですが、お好みで動かしてみてもいいでしょう。


さて、どうでしょうか?

再生してみましょう。






なんとなく、曲調が変わる気分になったでしょうか?



そうしたら、次は後半のフィルインも作りましょう。


後半は同じように8小節目の3拍目からにしてみましょう。

まずは3拍目以降を消します。


そうしたら、同じように打ち込んでみてください。


8小節目3拍目以降のフィルイン
8小節目3拍目以降のフィルイン posted by (C)Dei




ベロシティの調整も全く同じで、バスドラム100のその他110です。

これで再生してみましょう。





一応、全体がこちらです。





どうでしょう?なんとなく、勢いがついた感じがしませんか?


最初のフィルインはどちらかと言うと、減速したような感じを出しました。

後半の方は加速感を出しました。


そして、このフレーズ自体は、思いつきです。

適当です。

もっといいフレーズも存在している事でしょう。


ドラムはかなり自由度の高い楽器です。
皆さんも好きにいじって構いません。


実際に、フィルインには、スネアとタムタムが良く使われます。これらを組み合わせてフィルインが作られます。

連打すると加速感があり、連打速度を落とすと減速感が増します。
減速でもスネアがメインとタムタムを挟む、又はタムタムメインではまた印象も違ってきます。

元々のビートのパターンやフィルインの後の曲調によって合わない場合もありますが、そこは試行錯誤でしょう。

自分は元々ドラムをやっていた時期があるので、自分自身のフィルインのパターンを持っています。
皆さんも色々試してフィルインのパターンを持ってみましょう。

後は、これで色々試した後に好きな楽曲を聴いてみてください。
驚くほどドラムが良く聞こえるはずです。

そこから吸収されるものも多い事でしょう。

他にも、書籍でフィルインのフレーズ集等も販売しています。




そういうのも見て勉強するのもいいですね。

何より、こういう書籍を読んだり勉強したことは、何かに迷ったり躓いた時に力になってくれます。
実際にドラムを叩くのが一番かもしれませんが、ドラムを叩く人間も知識を持たずに最初からなんでもできる人はいません。

コピーから色々学んだり、オリジナルをやるようになれば、色々勉強したりする事も増えるのではないでしょうか。



さて、これでシンバルもタムタムも使いました。

アクセントが大きな基本として曲調が変わる直前が多く、フィルインはその手前に置かれるという事も学びました。

これで、ドラムそのものの打ち込みの基礎は完了です。


色々まだ遊びたいですが、ここで時間ばかり取っても意味がありません、次に行きたいと思います。


次回は竿物と言われるギターやベースの基本を軽くやっておきたいと思います。

これで、基本編は終了になると思います。


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posted by DaysDei at 08:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月21日

打ち込みでの本物っぽいノリのあるベースの調整技

DTMで音源として難しいものとしては、ギターがよく挙がります。

なぜか、ベースとドラムは「打ち込みでいい」と言われがちです。


しかし、そう言う人に限って、ベースの音がのっぺりしすぎてつまらないですし、教科書のようなドラムを打ち込んできます。

今回はそのベースの音色調整についてです。


エレキベースは、「指弾き」と「ピック弾き」の2種類があります。

自分は、ハードロックやメタルが多い人間なので、基本的に「ピック弾き」を想定して打ち込むのですが、これの自己流の調整方法の一部をメモ的に記載します。


まず、ベースですが、どの教則本を読んでも「弦に垂直にピックを当てる」と記載されています。

あまり言ってしまうと反感を生みますが、あくまで基本であって、これが全てではないんですが、日本人はこういう固い基本というのを守りすぎな気がしなくもないのですが・・。

さて、まず、ピック弾きですが、弦に対してピックは垂直に当てている事で音量や音質が安定します。

アタック感も増して、ピックベースの音らしい音が出る事でしょう。


しかし、自分はこれだけではダメだと思っています。

理由は単純です。

近年のスタンダードと言えば、ベースはある程度低く構えます。


これは、人間工学で考えたら、ダウンピッキングは関節の都合上、弦にほぼ平行に弾き当てられますが、アップは違います。

ダウンと違い、手首の反りが窮屈になり、ダウンが強めだと、かなりアップが弱くなります。

これのアプローチは人それぞれですが、一つはダウンを弾く音量を下げるアプローチがあります。

これによって、手首の返し量が少なくても音量の安定を狙え、音質が安定します。

が、これはダメなパターンです。

これをするなら、シンセベースでも弾いた方がいいでしょう。

もちろん、曲によりけりですが、全く強弱のないのっぺりベースが生まれます。

しかし、ベースの音量安定というのはかなり重要度が高いと思います。

なぜなら、ベースは音色以上に、「場」を作る楽器だからです。


さて、もう一つのアプローチは単純で、ピックを最初から斜めにしてしまう、という方法です。

角度をつけることで、手首の返し量が減るのと、引っかかる量が減る為、手首の負担が減ります。

ハードロックでは当たり前の方法なのですが、楽に弾く為にある程度の人になれば無意識でやっていたりします。

このピックを斜めにするというのは、弦を多少ひっかくのに近い状態になる為、スクラッチ音にも似た音が少なからずしてしまいます。

これをノーと切り捨てる人もいますが、微調整である程度抑えられます。

しかし、この音のポイントは、ほぼ垂直のダウンに、少し楽になる程度に角度をつけたアップの強弱感です。

通常であれば、高音が鳴るほど音は大きく感じられますが、ベースは違います。

音の成分が埋もれるのです。

ベースの低音部分は、倍音等で出る高音部が高くても2K〜3K前後、こうなると、ボーカル、ギター、スネア等、ほとんどの楽器のミドルにかかる訳です。

つまり、低音は残り、高音はかき消される。

しかし、全体音量は変わらい為、音量差というよりは、色付けに感じられるのです。

これを実現する方法は簡単ですね。


まず、アップピッキングとダウンピッキングを想定します。

基本は、裏拍又は裏裏拍になるはずなので、その拍を一度、別リージョンに切り取ります。

定位は絶対に変えてはなりません。

そうしたら、低音のイコライジングを終わらせた段階で、イコライジングをコピーし、アップピッキング側の1K当たりを2〜4dbザックリカットし、ほぼ同量を3〜4Kに遷移させます。

音源によっては、ピッキングアタックを取るといいでしょう。

更にこだわるのであれば、全く同じベース音源を用意し、チップを32分や16分にし、段階的にデュレイを超高速でかけた状態でコンプレッションしてアタックのみを抽出、イコライジングを遷移させて合体させるのも面白いです。

混ざり合いが悪い場合もあるので、そのときには同じコンプレッサーを元の音源に0掛けし、且つ、センドで混ぜた先でディストーションやオーバードライブを浅くかける、又はアンプシュミレーターをかませるのもいいでしょう。


そこまで差を感じられないかもしれませんが、縦のノリが出やすくなります。


これで、ノリのあるベースに一歩近づくと思います。

なれるまではリージョンに分けるのが大変な作業ですが、自分の場合は、リージョンをコピーしピッキング側を1オクターブあげた状態で、Logicのリージョン同時選択状態にして、アナログ的にノートのオンオフをします。

もっと楽なやり方があればいいのですが、まぁ気にはしてません。いつもの作業なので。


自分は、ハードロック用だとまた違うセッティングもありますが、今回のセッティングは割りとロック等では使いやすいと思います。

最後にまとめると

@トラックをコピー、全く同じリージョンを作る

Aアップピッキングとダウンピッキングを想定して、各リージョンのチップのオンオフをする。またはアップ側ではダウンのものを消し、ダウン側ではアップで弾く想定のチップを消す。

Bアップピッキング側のイコライザを少し高音側に寄せる。

Cセンドを決め、両方をミックスする。

Dセンド先でエフェクトをかけ、混ざりを良くする。

Eオケに馴染むようにいつも通りの調整を行う。



となります。


最近のベース音源はある程度人間らしい弾き方を再現してくれます。

音色との兼ね合い上でそういう機能がないものを使うときには、自分で色々やってこれになりました。

他にいい方法があったら是非知りたいところです。



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posted by DaysDei at 22:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月17日

IKMultimediaさんからガンズのSlash公認AmpliTube発売です。

Slashが見事ハリウッド殿堂入り直後のとはまたニクイ話ですね。


Amplitube
Amplitube posted by (C)Dei


IKMultimedia、通称「天」から発売されているAmpliTubeに新アーティストセレクションが発売されました。



今回は、ガンズアンドローゼスのSlashモデル。





搭載されるエフェクト類は以下。


アンプ

Marshall JCM Slash Edition Silver Jubilee
Marshall AFD100

キャビネット

Marshall 1960 4x12

エフェクター

/Delay
Gate
Octave/Fuzz
X-Chorus
Booster
Wah/Distortion



AmpliTubeは各メーカー公認のアンプシミュレーターです。

再現率の高さと、一つのプラグインでエフェクターとアンプのシミュレートが可能と、かなり汎用性が高く、取り込みコンプレッサーとインサートマキシマイザー、それとAmpliTubeがあればギター周りは結構いけちゃいます。

少し価格は高めですが、それでも汎用性には代えがたいものです。






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posted by DaysDei at 03:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月04日

お世話になっているブログさんがボカロアップ

いつもお世話になっているブログ主さんがニコニコとyoutubeにオリジナルボカロ楽曲をアップロードされました。

空気感や浮遊感のあるいい曲ですので、是非聞いて見てください。


ニコニコ動画版




Youtube版



作者のkoyryさんのブログ

http://bokarop.blogspot.jp/


当面、記事の末尾にPR的につけるかもしれませんが、ご容赦ください。

自分もうちうちで遊んでるだけじゃなくアップロードすべきなのか考えてしまいますね。


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posted by DaysDei at 22:33 | Comment(3) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ボーカロイド3を買うか買わないか悩む

自分が使っているのは、鏡音リン/レンのAct2です。






今で考えればただの骨董品ですね。

割りとそこまで不便なく使っていますが、リンは一定の発音で破裂音がすごいのです。
これが耳へのダメージも大きく、楽曲制限が結構あります。

Appendになれば結構違うそうですが。

しかし、時代も移り変わり、今はボーカロイド3もでています。

はたまたこれも難しいところですが、新しいボーカロイドを買うか思案中です。


昨日作った新曲が完全にリンだと破裂音の嵐になり、かなり補正したのですが、そうしたらリンの声の成分があまり好ましくないと感じてしまっています。

コンプで圧縮をかけると顕著になりすぎる為、どうしたものかと考えあぐねています。


しかし、ここで機材を一新するという選択肢もあるのかな、とは思っています。

ただ、問題を上げるとすれば、Mac版を出す出すという話が毎回上がっては消えているという事です。


これをなんとかしてくれないと話にもなりません。

自分としては、Mac版があれば迷いもありません。

毎回、パラレルスで仮想Windowsを立ち上げ、スクロールに悩みつつ作業するのにさよならできるのは大きいです。




パラレルス自体は優秀なのですが、やはり、ソフトウェア自体が細かい使い勝手を最適化していないのはストレスです。

早くMac版を出して欲しいです。


そうなったら、どれを買うか、というのに悩むのでしょうね。

割りと、ハードロックかオーケストラポップが多いので、自分としてはそれに合うキャラクターを探さないといけませんが、なにせ、ボカロを聞いたことがないのと一緒なので苦労しそうです。


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posted by DaysDei at 16:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月30日

コンプレッサーを楽しむ

DTMをする上で欠かせないのがコンプレッサーというエフェクターです。

逆に言えば、コンプレッサーを使わずにミックスができるのかというくらい重要です。



コンプレッサーというエフェクターには使い方が多様すぎ、コンプレッサーとはこういう機能だ、と断定ができません。

逆に言えば、特定の事しかやったことがない人だと、コンプレッサーの使い道を誤解しかねません。

有名な使い道で言えば
・音量を揃える
・音を長く伸ばす

というのが有名かと思います。


コンプレッサーとは、意味を考えると圧縮機の事になります。
さて、この圧縮機とはどういう事なのでしょうか。

コンプレッサーの動作は単純で、設定した音量値を超えた時に、その音量にならないように、音量を圧縮して下げる事をします。
実際に信号そのものは大きいままなので、圧縮した時に音が壁になったような詰まった音がするのです。

さて、一個一個解決しておきます。

まず、前者の音量を揃える、というのは「一定値以上の信号を圧縮する」為、スピーカーから出る出力が上がりすぎない、という事です。

そうなれば、突然大きな音がしてしまうような演奏方法があったりする場合には、音量が安定し、楽曲との調和が取れる事があります。

特に、ベースの方がスラップ奏法をする際にはよく使われます。

スラップは音量のバラつきがどうしてもでやすいというのと、オクターブ奏法が多い為、高音は耳につきやすく、大きく聞こえやすいのが問題なので、それを揃えられるコンプレッサーは重要です。


そして、音を長く伸ばす、というのは間違いです。

コンプレッサーがかかっていても、音が長くなるわけではありません。

コンプレッサーを使い、このような感覚になるのは、圧縮をされているからです。

例えば、ギター長く音を伸ばした際に、弾いた直後と弾いてから少しした段階では音量が違いすぎるはずです。
そうなると、楽曲中であれば、周りに楽器が鳴っている為、一定の音量より小さい音量まで減衰してしまえば聞こえなくなってしまいます。

そんな状態でコンプレッサーをかけてみましょう。

コンプレッサーの圧縮値を大きく、リリースを長めに取る事にします。

そうすると、弾いた直後の音量が下がり、弾いた後しばらくした後との音量差がなくなります。

そうしたら、コンプレッサーのゲインでもアンプのボリュームでもあげてみてください。

ほぼずっと、一定音量で鳴っている状態になります。

これは、音が小さくなった時でも聞こえる音量にしたからです。
音が大きい内はコンプレッサーで音量が下がっているからスピーカーから爆音がしない、という事になります。

圧縮を強くかけ、リリースを伸ばせばかなり長く大きめの音量で伸ばせる事でしょう。

音量がバラつきがちなピッキングハーモニクス等では効果がでかいのではないでしょうか。



さて、コンプレッサーはこのような用途で良く使われますが、実際に重要なのはそこではありません。


コンプレッサーの最も自分が重要だと思って使っているのは、前後の位相です。

コンプレッサーを使う事で、楽器が遠くにあるのか近くにあるのか操作できるのです。


音は空気の振動なのですが、距離が遠くなると音が曇るように聞こえます。

これは、音が距離が離れるごとに音は重なったり透過率が代わり、減速したりします。

そうなると、新しい音も後ろから押してくるため、圧迫されます。


これを擬似的に再現できるのです。


ボリュームで音量を調整した場合には、音量の大小は調整できますが、音そのものの近い遠いは調整ができないのです。

その点、コンプレッサーは違います。

コンプレッサーを調整することで楽器の立ち位置の相対関係を作る事が可能になります。
そして、これを行う事で、ボーカル等目立たせたいパートを浮かび上がらせる事が可能になります。

イコライザーもそのうちやりたいですが、イコライザーとコンプレッサーは調整ではかかせません。


このコンプレッサーの音の前後関係の位置ですが、これはライブ等でも使えます。

音圧を上げる事もできれば、キーボードをやる自分では、モニターがボーカルとかぶりやすいので、コンプレッサーでの位相調整は必須だと思っています。


このように位相調整も重要ですが、もう1個、コンプレッサーには特殊な使い方があります。



それは、音色のウォーマーです。

コンプレッサーの多くは、若干の音色を変える効果があるのです。

効果が0であっても音質が変化します。


これがまたいいのです。

自分の好みのコンプレッサーを見つけると、ヘタなアナログウォーマー系のプラグインよりいい音になってくれます。

これはプラグインでも同様な場合が多いです。バイパス以外にすれば若干の音質の変調が得られる場合があります。

大体は微々たるものですが、旧世代の真空管タイプやそれをシミュレートしたものは結構差がでます。

是非、気になった方はコンプレッサーを漁ってみましょう。


スピーカー等機材の保護にもあってもいいものですしね。


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タグ:作曲 DTM
posted by DaysDei at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月27日

0からはじめるGarageBand 第6回-ドラムの打ち込み-

前回、綺麗なピアノの伴奏がついたと思います。

これをやりきった方なら、もう、チップの配置はマスターです。

しかし、まだまだDTMの基礎の基礎を踏み出したばかりです。


それでは、チップ操作の例外のお話をしたいと思います。

自分が思っている例外は2個です。

一つがベロシティによる音色の違いです。
これは次回にまわします。

もう一つが「ドラム等パーカッション類」です。

今回のターゲットはドラムになります。


なぜ例外なのか、と言うと、ドラムには「音程がありません」
というと、元々ドラムをやっていた自分には怒り心頭です。



少し、余談にさせてください。言い訳させてください。

ドラムを真面目にやっている方なら、ドラムセットのチューニングをやられた事もあるでしょう。
ドラムの表面の叩く部分の皮の張り具合というのを調整するのですが、これにはちゃんと音程があります。

逆に言うと、この音程調整が悪いとヌケの悪いドラムになります。

例えば、常時チョーキングしている癖がある、又はチューニングがズレてピッチの悪いギターは耳に悪いです。
抜けないのです。そして、チューニングをしていないドラムは音の調和が悪く、いつまでたっても抜け切れない耳障りなドラムになります。

あえて狙う場合もあります。ロートタム等でやると面白いのですが。



と、余談はここまでにして、基本的に、ドラムには「連続的な音階がない」という事に言い直しさせてもらいます。

ドラムの基本パーツというのは「スネア」「ハイハット」「バスドラム」「音程の違うのタムタム複数」「フロアタム」「クラッシュシンバル」「ライドシンバル」と、これが基本的なセット構成になると思います。

ドラムセット
ドラムセット posted by (C)Dei



どれがどの音か一音づつご紹介してもいいのですが、打ち込みつつご自身で確認してもらうのがいいでしょう。


さて、ピアノロールは音階を打つには便利です。
しかし、ドラムには連続した音階がない為、打ち込むにもどうしていいものかわかりにくい事になっています。

しかし、それを無理やり対応させているのです。

打ち込みでチップを鳴らす為の規格を「MIDI」を言います。
ホームページ製作等をしていた方なら聞いたことがあるのかもしれません。

実は、このチップというのはMIDIの事だと思ってもらって構いません。そういうものです。

DTMは「録音」と「MIDIの打ち込み」の2つと、「ミキシング」で成り立っています。

そのMIDIを決めた団体で、大体のドラムの地図を作っています。

難しい話をするとややこしいので、基本的な対応表を文字で記載します。



基本的に、白鍵盤が「太鼓」の音になっています。

低い音程から順番に書くと

C1
ド=バスドラム
レ=スネアドラム
ミ=高いスネアドラムまたはエレキスネア
ファ=フロアタム
ソ=ロータム
ラ=高いロータム
シ=ハイタム
C2
ド=高めのハイタム
レ=高いハイタム

と、なっています。


そして、黒鍵盤が「金物」とも言われる、シンバル等の金属ドラムやちょっと変わったドラムの音色だったりします。

それでは、見てみましょう。


ド#=クローズドリムショット
レ#=スネアか手拍子、フラム等スネア系統の特殊
ファ#=クローズハイハット
ソ#=ペダルハイハット
ラ#=オープンハイハット
ド#=クラッシュシンバル
レ#=ライドシンバル
ミ#=チャイナシンバル

のように割り当てられています。


ここは暗記、又は確認しながら打ち込むしかありません。
そして、ドラムを自分でやった事の無い方だと、全くピンと来ません。

理屈は色々ありますが、ドラムは割りと、プレイヤーの趣味だったり癖も出やすく、大正解とも言えるものがあまりないのです。

基本を覚えた後、どうしていいかわからずマンネリ化すると何曲作っても陳腐化します。

しかし、ご安心ください、実は「一度ドラムをちゃんと打ち込みと、プロの曲を聞いてもドラムがしっかり聞こえる」ようになるのです。

ドラムの音という構造がわかるため、今何がなっているか大体わかるようになります。
それから発展し、色々なパターンを覚えるのもいいですし、逆に楽譜は楽器屋さんでも売っています。
それを見て、こういうパターンがあるんだな、とおぼえてもらうのがいいでしょう。

最大の訓練は、音楽を聞くときには、ドラムのリズムを歌う事です。
これを繰り返せれば、確実にドラムがやったことがない方でも、ドラムの打ち込みのレパートリーが増える事でしょう。


そして、初めて打ち込む方では、どうしていいかわからないと思いますが、大前提となる基本がいくつか存在しています。

なので、その大前提をやってみましょう。


それでは、トラックにちょこんと作ってあるドラムリージョンがあると思います。
これを使いましょう。

もし、見落としして作成していない方や、又は新たにプロジェクトを作成した方でしたら、ドラムのトラックを作り、リージョンを1小節目に配置しておいてください。



ドラムを打ち込むときの自分流の前置きがありますので、まず設定をしてしまいましょう。

まず、前回、チップの長さを2分音符にしたと思います。
これを16分音符にします。

実際は8分でいいのですが、ドラムを入れる際には16分音符の方が都合が良い場合がほとんどです。
定規マークのガイドは16分音符を打ち込むまでは8分音符設定に自分はいつもしています。

ドラムは音の長さという部分を調整しづらい楽器です。一度叩けば、叩いた分の音が鳴ってしまう為、基本的に、長さを調整する事ができません。
これはDTMでも一緒です。
なので、16分音符の長さでチップを打っても2分音符で打ち込んでも同じ音がなってしまうのです。


ここらは慣れた頃に好きに調整するのがいいと思います。


では、「品ピアノロール」から「♪スコア」表示にして、長さを16分音符にしましょう。

スコアピアノロール切り替え
スコアピアノロール切り替え posted by (C)Dei


そして、「♪スコア」に戻し、定規マークで1/8-音符を選んで目盛りを変えましょう。


定規アイコン
定規アイコン posted by (C)Dei



これで、自分流にはなりますが、ドラムの打ち込みの前置きが終わりました。

簡単にまとめます。

・チップのサイズを16分音符にする
・チップの配置の目盛りを8分音符にする

この操作だけをしておくだけで、後の作業がグっと楽になります。


さて、それでは、まず、ドラムの基本から説明します。

ドラムは、基本的には手が2本の足が最大2本という、同時に4音まで鳴らすことができます。
色々な手法でそれ以上も鳴りますが、基本的に、人間らしいドラムを考える際には、これが基本になります。

そして、足だけが鳴らせるのがバスドラムです。

そして、足も手も鳴らせるのがハイハットですが、基本は手になります。
足はハイハットの音色をコントロールする事がほとんどです。

という事で、同時にならせるのはバスドラムとその他2個というのが基本になります。


この原則を守るのを基本に、次はドラムパターンの基礎になります。


ポップスやロックでは、基本的にハイハットが8分音符毎に連続で叩かれます。これがリズムの基本として扱われるのです。

そして、次にスネアという太鼓が裏拍で叩かれます。

裏拍というのは、4分の4拍子で偶数にある4分音符の事だと思ってもらって構いません。
奇数が最初にあるので表、次にある偶数が裏、次の拍が表、最後が裏、という風な認識でとりあえずは大丈夫です。
難しい話をすると、弱拍やらなんやらと、このブログの総記事数より多い、ややこしい話になってしまいます。

なので、これを組み合わせて早速打ち込んでみましょう。

まず、8分音符でハイハットを埋めます。


ハイハットを埋める
ハイハットを埋める posted by (C)Dei


そうしたら、今度は裏拍にスネアをおきます。

裏拍は4分音符での裏だったので、ハイハットが8分音符ですから、ハイハット3個目と同時にスネアが置かれます。次は4個目です。



ハイハットとスネアを配置
ハイハットとスネアを配置 posted by (C)Dei


さぁ、再生してみてください。

なんとなくそれっぽくなりましたか?

文字で音を言うと、ハイハットを「チ」として、スネアを「タ」とすると、「チチタチチチタチ」という区切りになります。
一度、一定のリズムや曲に併せていってみるとそれだけでそれっぽくなります。


これが、リズムの基本になります。


そして、最難関がバスドラムです。

これが本当に難しいのです。

言ってしまえば、ハイハットとスネアというのはビートの種類を決めているだけです。

バスドラムというのは、音楽ジャンル等を決めるといってもいいでしょう。
音楽ジャンルは無数にもあり、その中のシリーズみたいなものも多く、無数にあります。

とりあえず、面倒なので、表拍に入れてみましょう。

バスドラムを「ド」という擬音にすると、「ドチタチドチタチ」と言う風になるはずで。


バスドラ配置
バスドラ配置 posted by (C)Dei



実はバスドラムを入れる際に、簡単な方法として、ベース等低音楽器の強拍に併せて入れるという方法があるのです。
というよりは、これが一番自然なのです。

そして、現段階では低音楽器がありません。
それを踏まえ、バスドラムは簡易化してしまいます。


これで、ドラムの基本リズムが完成しました。


そうしたら、次に強弱についてご説明したいと思います。


ドラムには、楽器毎に音量が違います。そして、リズムの中核であればあるほど、音量が大きくなります。

音量の順番は、スネアが最も大きく、次にバスドラム、次がハイハットになります。
しかし、クラッシュシンバル等があった場合には、クラッシュシンバルが最も大きい音になる事がほとんどの為、一番大きいスネアもある程度、音量を抑えなければいけません。

この音量の調整する値をベロシティと言います。


では、ベロシティを調整してみましょう。


まず、スネアの音量を105〜110程度にしてみましょう。ベロシティの最大は127なので、まだ20近い余裕があります。

ベロシティの調整は、チップを選んだ状態で、ピアノロールの左側にあるベロシティというスライドバーを上げ下げするだけです。

ベロシティは、数字が大きくなると音量が大きくなり、数字が小さいと、音量も小さくなります。

ベロシティ
ベロシティ posted by (C)Dei


しかし、いくつもあるチップを一個づつ調整するのも大変ですし、逆に、狭い範囲にチップが密集している為、ドラッグで複数選択するのも中々の手間です。

そこで、一つの音色すべてを変えたいという場合には、ピアノロールの鍵盤を押すと全部選べます。

スネアの場合は、C1の上にあるレですので、ピアノロールの該当の鍵盤を押すと全部選択されます。

鍵盤を押す
鍵盤を押す posted by (C)Dei


この状態で、ベロシティの数値を変えればいいのです。


ここで注意点があります。

ベロシティの変更は、GarageBandの仕様で、各音のベロシティ値で相対的に変わります。

もし、すでにとあるチップのベロシティを110くらいにしてあり、他のチップが63等の場合で、最後に選んだチップのベロシティ値が表示されていますが、これを10上げると、最初に選んだベロシティ110の血ップは120になります。63のチップは想定通りの73です。

つまり、73にした、ではなく、10あげた、と認識されるのです。

自分はいつも、先に打ち込みきってから音量調整をするのであまり気にしたことはありませんが、結構厄介な仕様です。
皆さんはベロシティ変更時には、既に数値をいじくってあるチップには十分ご注意ください。



では、スネアチップのベロシティは105〜110ほどにできたでしょうか?
これで音量は上がっています。

よく見ると、少しグレーがかっていたチップが白くなっています。

ベロシティが強いと白に
ベロシティが強いと白に posted by (C)Dei


ベロシティが大きいほど色が白くなります。
これで、ぱっと見て、音量の大小がある程度わかる仕組みになっています。


そうしましたら、バスドラムはスネアから10ほど下げ、100前後、ハイハットは90前後にしてみましょう。

10刻みにすると変化もわかりやすく、ちょうど良く聞こえるかもしれません。

後はお好みでカスタマイズというところでしょうか。
こういうところは作者の好みでOKです。これはあくまで自分の中の原則みたいなものです。




それでは、次にループ機能というのを試してみましょう。

ループ機能というのは、作ったリージョンを繰り返す機能です。
普通にコピーしてしまうのも手なのですが、おおきく違う事があります。

コピーしたものは最初にコピー元になったリージョンを変更しても不変です。
しかし、ループ機能は、元になっているリージョンに変化を与えると全部が変化します。

使い勝手がいい場面と悪い場面がありますが、基本リズムをとりあえず当てはめるときにはとても便利です。

では、早速やってみましょう。

一小節打ち込んだドラムリージョンの右上隅にマウスカーソルを持っていくとマウスアイコンが丸い矢印になります。

右上隅
右上隅 posted by (C)Dei



この状態でレーンの右側にドラッグしてみましょう。
曲全体をカバーするように伸ばしてみてください。
ドラッグする
ドラッグする posted by (C)Dei



再生すると、一小節目のドラムパターンがずっと繰り返されるはずです。







ここでリズムの基本に追加説明をしたいと思います。

せっかくなので、リズムのバリエーションを増やします。


ハイハットをすべて選んでください。
やり方はベロシティの調整のときと同様にピアノロールの鍵盤を押すだけです。


そうしたら、C2のすぐ上にあるレ#に移動させます。
移動のさせか方は、復習になりますが、チップの中央あたりをドラッグして移動できます。

注意が、ドラムはこの際に大きな音が鳴りやすいので、音量には十分注意してください。
耳を壊してしまえば、DTMで重要な能力を失う事になります。

ライド
ライド posted by (C)Dei



では、再生してみましょう。

そうすると、ハイハットより高い音でリズムが刻まれ、なんというか、緊張感が少し増したようになると思います。





これが、ライドシンバルです。

ライドでリズムを刻む事を、ライド刻みと言う場合もあります。

シンバルと言えば、ジャーーン!と大きな音がすると考えがちですが、ライドシンバルというのはリズムを刻むのに使われるのがほとんどです。

シンバルとしては、厚みがあり、アタック感の強い音がします。

ついでに言うと、ジャズ等では一番叩かれる楽器の一つで、このライドの選び方でプレイヤーの趣向がわかるとも言われています。
DTMで使う音源でライドを拘っているドラム音源はかなり優秀だと思います。


さて、余リズムを刻むにはもう1パターンあります。

それは、フロア刻みと言われるパターンです。

フロアとは、タムタムの仲間で、一番低い音が出るタムタムです。バスドラムよりは高い音になります。
位置は、C1の上にあるファの音です。


フロア
フロア posted by (C)Dei



このフロアドラムで刻むとこんな雰囲気になります。






ヘビーな感じになる場面だったり、逆に少し空気感というか、不思議な感じを出すときに使えます。
自分はこのフロア刻みが大好きな人だったりします。


リズムを刻むのは大きな基本としてこの3パターンで、よく使われる順番では、ハイハット>ライドシンバル>フロアタムの順番になります。

ライドシンバルの多くはギターソロだったり曲調が一番違うところに使われる事がほとんどです。
基本はありますが、作者の好みだったり意図に併せて選ばれると思ってもらえればいいです。

基本はあってもルールがないので、自由という事です。


話はループ機能に戻りますが、最初の小節の音色を変更すると、ループされている小節全てが一括で変わりましたね。

これがループ機能です。

特にリズム楽器では有効に使えると思います。




一旦、ここまでをドラムの基礎として区切りたいと思います。


次回は、シンバルとフィルインというものについて説明し、ドラム編を終わらせたいと思います。



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posted by DaysDei at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月26日

調律の妙

仕事が多忙だったりするため、講座類が止まってしまっています。大変申し訳ありません。

なので、文体でお伝えできるちょっとした裏技をせっかくなので公表したいと思います。

音源があった方がいいかもしれないのですが、実はあんまりわかりません。
ただ、イメージの良さが上がるTipsです。


皆さんは、調律という言葉はご存知でしょう。

ドレミファソラシドというのも調律になります。

ギター等をやる人は、ラの音=440khzと言う文字をチューナー等から見たことがあるかもしれません。

古典楽器に併せて、444hz等微調整があったりしますが。


さて、この調律という言葉ですが、正しく言えば、音階の区切りをどう調整するか、という技術だったり規格の事になります。


今現在、一般的な現代音楽だったり、古典音楽も余程ではない限り、「平均律」という調整方法で作られています。

この「平均律」というのは至極簡単です。

音が1オクターブ高くなると、周波数は倍になります。ラであれば、440hzから880hzで一オクターブです。

この440hzから880hzまでを12等分(半音含めて)キッカリ行ったのが「平均律」になります。

さて、平均律には問題があります。

これはコードの基本理論なのですが、コードというのは「基音から整数比に近い音の組み合わせ」です。

基本的なメジャーコードは、「4:5:6」という整数比で構成されていると言われています。

これは大嘘です。


実際に計測してみると、微妙に誤差があります。これが平均律の弱点です。

では、なぜそんな厄介な調律が使われているかと言えば、それ以前の調律にはもっと問題があったのです。


一般的な調律として、古典音楽には「純正律」という調律が用いられていました。「純正律」には結構な種類がありますが、平均律にも種類があります。
なので、最も一般的なものの話になります。

この純正律の厄介なところを先に言うと「転調に不向き」「転調した時に音の比率がずれて綺麗にハモらない」等の問題があります。
これは、基音になる一度を基準にしている為です。

しかし、これが長い間使われてきたのです。
なぜかと言うと、平均律にはない、素晴らしい事実があるからです。

それは、基音に対して、完全に比率を揃えて調律するのです。

つまり、一度のコードの響きがとにかく素晴らしいのです。


つまり、純正律とは、1度から一オクターブを取り、比率にそって各音を調律していくものになります。

完全に「4:5:6」になります。

しかし、現代のように転調が多く、使いにくい場面も多々あります。

純正律は使いにくいのです。


しかし、最も使えるタイミングがあります。


それが、エンディングの最後の伸ばしです。

しかも、完全に爽やかに終わるのであれば、効果がとてもあります。

抜けがとてもいいのです。


さて、純正律の仕方ですが、Logicには純正律のメニューが存在していますし、自分は昔作ったライブラリがあるので、簡単に呼び出せます。


そして、普通の方が使う場合ですが、DTMでチップのパラメーターの調整に「セント」というものがあるはずです、または「音程」で、単位が「セント」です。

これは、音のチューニングの数値です。
微調整ができますし、人によってはこれを使ってチョーキングに近いニュアンスを出す方もいるかもしれません。

という事で、「セント」を使えば微調整が出来るのです。

微調整をする為には、平均率と純正律の差を求めて、それをセントに直せばいいのです。


計算式もありますが、面倒なので簡単にしてしまいますね。


まず、1度と一オクターブ上は調整不要です。

次に3度は-13.69セント、短調の場合には+15.64セント

そして5度はプラス1.96セントになります。

平均律の上では、半音が100セントになります。
つまり、整数比で考えると、3度の音はすでに1/10以上音がズレているのです。

これは結構トンでもない話です。

言ってしまえば、ギターで癖のある人が若弦を引っ張り、うっすらチョーキング状態になっているのと一緒です。

現代の人はこういう音に慣れていてしまい、多分、今現代に純正律全盛期の方がいらしたらなんとも耳障りに感じる事でしょう。

一応ですが、10セント違うと人間の耳で違いがわかるそうです。


という事で、まとめると

・曲のエンディングには純正律を使うとヌケが良くなる
・調整はDAWのチップ調整にある「セント」という単位を使う
・セントは100で半音
・3度は-13.69セント
・5度は+1.96セント

という事になります。


是非、DTMをやられる方は一手間ですが一度打ち込んでみてはどうでしょうか?

何も差を感じないかもしれませんが、抜けが良くなるのは事実です。

やる気がある方は、すべてのコードを純正律にするのも面白いですが、これは結構違和感があります。

曲全体を、転調無しにして純正律でやるのは結構面白いですので、一度試してみてはどうでしょうか?
特に、オーケストラ系には最高です。

注意が、ボカロ等ではセントの調整に手間がかかるという事でしょうか。

それでも、不可能ではないので試してみる価値はありますね。

曲の最後が基音で終わるのであれば全く調整はいりませんので、その場合には簡単ですが。


ボカロでやりたい方は、PBSを2にした状態でピッチベンドの値を+1セントしたい場合には+40.955、マイナスにしたいのなら-40.96を調整したいセント数分で電卓を叩いてください。


中々面倒な内容ですが、純正律の曲は響きが本当に素晴らしいので聞いてみるのもお薦めです。






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タグ:作曲 DTM
posted by DaysDei at 22:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月20日

0からはじめるGarageBand 第5回-キラキラ星に伴奏を-

今回が第5回と、ある程度キリがよくなりました。

実際に、前回で打ち込みの基礎を書くことができ、今回から実践になっていきます。


さて、前回の最後はキラキラ星を打ち込んでみて欲しいという内容でした。

ここで、やってみた方はDTMをやる上で大事な「実践」という能力を持っています。
DTMは試行錯誤の連続です。可能な限り、実践する癖があるといいと思います。

やらなかった方は、既に既知の内容ばかりだったのでしょう。
面倒でやらなかった方は、まだ間に合います。打ち込んでみましょう。


という事で、やってきた方を例に話を進めていきます。

まず、キラキラ星の音程を文字で書きます。

「ドドソソララソ-ファファミミレレドー」「ソソファファミミレーソソファファミミレー」「ドドソソララソーファファミミレレドー」となるはずです。カギカッコでくくった範囲が1つづつのリージョンに対応しています。


スクリーンショットではこちらです。

1リージョン目
1リージョン目 posted by (C)Dei

2リージョン目
2リージョン目 posted by (C)Dei

3リージョン目
3リージョン目 posted by (C)Dei


スクリーンショットが取りやすいように倍率を変えてしまっているので、若干見た目が違うかもしれませんが、目盛りをよく見て確認してみてください。

基本は4分音符(2目盛り分)と、各リージョンの最後だけは2分音符(4目盛り分)になります。




では、これで再生してみましょう。




同じ音になっていたでしょうか?

よく聞くキラキラ星ですね。


それでは、このメロディーにオケをつけていくのが今回の講座になります。

長くなりますので、しっかりついてきてください。



前回、先に言ってしまいましたが、この曲は二分の四拍子というタイプの曲で、4分の4拍子とはちょっと違います。
何が違うかと言うと、一小節に入る4分音符の数が違います。

本来だと、1小節=2つの四分音符相当になります。
それをまず、4分の4拍子の感覚にします。


4分の4拍子では、あくまで基本ですが、1小節毎に「コード」といわれる伴奏の音程が変わります。
二分の四拍子も一小節毎に変わるのですが、二分の四拍子は四分音符2個で一小節なので、半分の長さしかありません。
そして、この講座では、基本は4分の4拍子になれるのが一番簡単だと思うので、何事も4分の四拍子で考えて行きます。



わかりにくいと思いますので、簡単にまとめます。


一小節の半分づつで伴奏の音程が変わりますよ、というルールだと思ってください。

つまり、4目盛り毎に伴奏が変わるのです。



さて、伴奏のつけ方にはかなりの知識量がいります。

はっきり言って、それをここに書いてしまうと、何百ページも埋まりますし、楽典という本がかけてしまいます。
しかも、一つだけ言えるのが、楽典というのは、こういう曲があったからこういうルールを無理やり後から理屈を当てはめたパターンも多く、実用上、微妙な物も多いのです。

なので、一番簡単な方法をお教えします。

「メロディーの頭で使われている音程が含まれているコードが当たりの可能性が高い」というルールです。
万が一、当てはまらない場合には「メロディーの最後尾の音が使われている音程が含まれているコードが当たりの可能性が次に高い」のです。


これは先々、作曲編でもある程度説明するとは思います。
軽い知識だと思って頭の片隅に置いておいてください。

なんとなくピンと来た方はこれだけでも曲が作れちゃいます。



さて、コードというものを説明しないといけませんね。


コードとは、基本的に「3個の音が重なったもの」です。
基本が二種類、長和音と短和音です。英語では、メジャーコード、マイナーコードと言います。

五線譜を見るとわかるのですが、五線譜上で一音づつ飛ばした音を3個同時に鳴らすとコードになります。

五線譜
五線譜 posted by (C)Dei

所謂、「ド・ミ・ソ」です。

これは、ドからスタートするので、ドのコードです。ドは英語でCと言います。
このコードを「C(Cメジャーコード)」と言います。
つまり、基本は構成音の一番低い音がコードの名前になります。

鍵盤がある方は同時にひいてみるとわかるのですが、落ち着きのある明るめな響きの音が鳴と思います。

サンプルはこちらです。




難しい事を言ってしまうと大変です、これは将来演る予定の作曲講座に飛ばします。
とりあえず、伴奏をつけるために、コードというのを使いますよ、という事です。


今回は難しい内容なので、自分の方で細かく指示を出しますので、それを真似てみてください。


まず、前準備をします。
今、チップを打ち込むと、長さが四分音符1個分に固定されていると思います。
これを、2分音符相当にします。


ピアノロールの左側に、「品ピアノロール」「♪スコア」という表示があると思います。

スコアピアノロール切り替え
スコアピアノロール切り替え posted by (C)Dei


一度、「♪スコア」に切り替え、すぐ下にある「挿入」というメニューの「4分音符」とかかれているボタンを押します。

そうすると、メニューがでてきますので、左上の左から2番目の2分音符を選びます。

2分音符選択
2分音符選択 posted by (C)Dei



そうしたら、「品ピアノロール」を押してもらい、元に戻ります。
これで「Commandキー」+クリックでチップを配置する際に、指定した長さになってくれます。


それでは、一拍目からですが、「C2、すぐ上のミ、それの上にあるソ」を2拍、4目盛り分同時にチップを打ち込んでください。

ドのコードを打つ
ドのコードを打つ posted by (C)Dei


こういう状態になるはずです。自分が、「ドのコード」と表示したら、次回からこの並びを配置してください。


次は3拍目になっているはずです。

そこには「C2のすぐ下にあるシ、C2のすぐ上のレ、その上の方にあるソ」を打ち込んでください。
そうすると、こうなります。

ソのコードを打つ
ソのコードを打つ posted by (C)Dei



これが「ソ」のコードです。
一番下が「シ」なのに、ソのコードとはこれいかに?と思う方もいらっしゃるかもしれません、その感覚のが素晴らしいです。


コードは、並び順が変わってもOKなのです、ドのコードで言えば、「ミドソ」でもOKなのです。
ソのコードは、「ソシレ」が正規の順番です。「ソ・(ラ)・シ・(ド)・レ」と一個づつ音が飛んでいますね。
繰り返しますが、五線譜上で1個飛ばしです。ピアノロールではもっと飛んでいるように見えますが、あくまで「五線譜上」です。しかし、これは覚える必要はありません、作曲編でまた簡単に処理したいと思います。


次が「C2、C2の上の方にあるファ、その上のラ」を打ち込みます。

ファのコードを打つ
ファのコードを打つ posted by (C)Dei


これが、「ファのコード」です。「ファ・(ソ)・ラ・(シ)・ド」で並び順は変わっていますが、ファのコードですね。


実は、この3つだけしか今回の曲にはコードは使いません。

では、どんどん行きます。


現在、2小節目の3拍目からになると思います。「ドのコード」を打ち込みます・・がそれはメンドイです。ガレージバンドはコピーができます。

こういうところがデジタルのいいところですね。


早速やってみましょう。

まず、ドのコードが1拍目にあります。
これを何もないところからドラッグして3個とも選択されている状態にします。

ドのコードを選択
ドのコードを選択 posted by (C)Dei



そうしたら、「Commandキー+C」を押すことでコピーできる状態になります。

次がポイントです。
ペーストする際には、貼り付けたい位置に「再生バー」を移動させます。

再生バーを移動させる場合には、再生バーの上部の下向き矢印をドラッグする方法もありますが、基本は、ピアノロールの上部にある目盛りをクリックする事です。

コピー手前
コピー手前 posted by (C)Dei



貼り付けたい位置に再生バーを持って行き、「Commandキー+V」を押すと貼り付けができます。

ペースト後
ペースト後 posted by (C)Dei


ここまでOKでしょうか?

これで、後は指定された順番通りにコピーしていくだけです。

では、行きましょう。
「ファのコード」→「ドのコード」→「ソのコード」→「ドのコード」となります。

上手にコピーしていってくださいね。




これで1リージョン目は完了しました。
コードは隙間なく埋まっているでしょうか?

コード1リージョン目
コード1リージョン目 posted by (C)Dei



一度、再生して試してみてください。
違和感がないようなら成功です。

それでは、2リージョン目に行きます。

「ドのコード」→「ソのコード」  →「ドのコード」→「ソのコード」  →「ドのコード」→「ソのコード」  →「ドのコード」→「ソのコード」

わかりやすいようにスペースを挿入しましたが、ドとソのコードを前のものからコピーした後、そのまま今コピーした2つのコードを3回コピーして、2リージョン目が埋まれば完璧です。

ここで注意点があります。
違うリージョンの間でコピーペーストする場合には、コピー元のリージョン、ペーストする時にはペーストしたいリージョンが選ばれているか確認してください。

再生バーの位置だけだと、自動的にトラックが延長され、選択中のリージョンのその位置に貼り付けられてしまいます。
リージョンを選ぶ場合には、トラックレーンのリージョンを選ぶか、ピアノロールで一度、コピーしたいリージョン内をクリックすると自動的にリージョンが選択されます。
トラックのレーン上にあるリージョンの色が濃い緑色になっていればOKです。

そうすると、2リージョン目はこうなったはずです。

コード2リージョン目
コード2リージョン目 posted by (C)Dei


では、最後ですが、最後はもっと簡単です。
1リージョン目のコードを全部丸々コピーしてください。
一応、書き出します。
「ドのコード」→「ソのコード」→「ファのコード」→「ドのコード」→「ソのコード」→「ドのコード」「ソのコード」→「ドのコード」

コード3リージョン目
コード3リージョン目 posted by (C)Dei




これで伴奏は完成です。

再生してみましょう。

コードに隙間等なく、打ち間違えがなければ綺麗に聞こえるはずです。




それと、注意ですが、これは分かりやすさを重視している為、一部が「正しいコード進行」ではありません。
響きとしては綺麗ですので、勉強する上ではこれがわかりやすいと思います。
詳しい方はツッコミを入れず、そっとしておいてください。

では、これで伴奏ができました。
オリジナル曲ではありませんが、これで見事に一曲を打ち込んだ形になります。


次回はまだまだキラキラ星です。

次回の方が本番かもしれません。どうぞお待ちいただければと思います。



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posted by DaysDei at 07:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月19日

0からはじめるGarageBand 第4回-チップ-

前回、リージョンを作成しました。

これで、すでにあなた専門の楽譜が作られた訳です。

今回はそれに音符を書き込むことになります。


さて、おさらいになりますが、リージョンが楽譜で、チップは音符です。

作った白紙の楽譜を開いてみましょう。

開き方は作ったリージョンをダブルクリックします。

今回は、3個作ったリージョンの1個目、一番左端をダブルクリックしてみてください。

リージョンをダブルクリック
リージョンをダブルクリック posted by (C)Dei



そうすると、画面下側に新しい画面がでてきたと思います。
これがピアノロールです。

ピアノロール
ピアノロール posted by (C)Dei


このピアノロールについて解説させてもらいます。


このピアノロールの上側にはリージョンに対応した目盛りが振られています。
つまり、この楽譜が書ける範囲というのは、選んでいるリージョンに限られます。

※最初はダブルクリックしましたが、トラック画面のリージョンは、次回からは一回クリックするだけで大丈夫です。あくまで、ダブルクリックはピアノロール画面を出す為にしています。

そして、この目盛りが振られている左端には鍵盤が描かれています。

これがピアノロールと言われている所以です。


簡単に言ってしまうと、このピアノロール画面にチップを置くのですが、チップは横に伸び縮みし、上下には伸び縮みしません。
チップは音の長さというのを自由に変えられますが、音程はチップ1個につき1個です。もし、同時に違う音を出したい場合にはチップは2個置く事になります。
そして、鳴る音というのは、このピアノロールの延長線上の音がなります。

それでは、チップを置いてみましょう。

チップの置き方は簡単です、すでにリージョンで体験しているはずです。

「Commandキー」を押しながらピアノロール内をクリックすることです。
チップを配置
チップを配置 posted by (C)Dei



そうすると、チップが置かれます。

チップ設置
チップ設置 posted by (C)Dei



おいた時に音がしたと思いますが、それがあなたがおいた音程になり、ピアノロールをたどれば、その音になります。
ピアノロール画面では音程は半音づつ変化しますが、半音=黒鍵盤はよく見るとピアノロールでも色が違います。
ピアノロールが小さくても、半音の上下は区別がつきやすくなっています。


それでは、せっかくなので動かしてみましょう。



動かす先は「C3」のドにします。

よく見ると、ピアノロールの鍵盤には、C1、のように文字がうっすらと描かれています。
中々直感的に「ここがなんの音か」というのが鍵盤に慣れていない方ではわかりにくいと思いますが、この、「C1」等、C番号が振られているのが「ド」の音になります。
そして、このCの横の数字が上下する事で、一オクターブ変わるのです。

C1などは表示されているが、C3が表示されていないという方は、ピアノロールの右側にスライドバーがあるのでそれで上下させるか、チップを掴んで、無理やり上にドラッグすると音程が上がり、C3が表示されると思います。
この「C3」がピアノ等の中音の音になっています。大体、曲を作るときにはC3周辺が基準になり、ボーカルが女性だとC4周辺を使う事が多くなるのではないでしょうか。
個人によって差がありますので、あくまで目安だと思ってください。


それでは、「C3」にチップを移動してみましょう。
これもリージョンと同じです、チップの中央あたりをドラッグすることでで移動できます。

そして、音程は「C3」ですが、位置は一拍目にしてみましょう。つまり、一番左端です。

C3のドに移動
C3のドに移動 posted by (C)Dei



リージョンは既に1小節目からはじまるように前回配置していますので、一番左はじに持っていけば曲全体の一拍目になります。
リージョンを正しく設置してあれば曲を作る目安も簡単になるのです。

そうしましたら、次は、実験になりますが、音の長さを変えてみましょう。

長さを変えるのもリージョンと全く一緒です。
一番右端をドラッグしてみてください。チップが伸びました。

これで、チップをあなたは自在に操れるようになりました。

しかし、音の長さの目安になる縦の目盛りが細かく、決まった長さにしたい場合にやりにくいかと思います。

今現在は、「16分音符」刻みに目盛りが振られており、それ以下の32分音符等にはならないようになっています。

しかし、それでは毎回長さを変えるときにやっかいです。

16ビート等、16分音符を多用するときには便利なのですが、今回はそういう曲を練習する訳ではありません。
なので、この基準の目盛りを変えてみます。

変え方は、ピアノロールの右上隅に定規のマークがあります。

定規アイコン
定規アイコン posted by (C)Dei

これで目盛りを変える事ができます。
定規メニュー
定規メニュー posted by (C)Dei

実際に曲を作るとわかるのですが、よく使うのが8分音符になる場合が多いです。
得意な曲調によっても違いますが、大体の方は8分音符がメインで、時たま16分を使う程度で、8分音符を最小単位にする方が多いのでは、と個人的には思っています。

なので、定規をクリックし、目盛りを8分音符刻みにしてみましょう。

「1/8-音符」をいうのを選んでください。

こうすると、1目盛りが1分音符になり、2目盛りで1拍になります。


音楽の授業が苦手だった方向けに軽く言うと、4分の4拍子と言えば、1小節で4回4分音符が鳴る曲という事になります。
つまり、1小節を4分割する音符(実際に言えば、全音価の四分の一)だから4分音符と言います。
そうなると、8分音符と言えば一小節内に8個入れていいことになります。2分音符だったら逆に2個ですね。
基準は4分音符で考えてもいいですが、ポップスだと、意外と8分で考えた方が簡単な場合も多いです。
エイトビートと言われる8分音符で刻むリズムが一般的な為です。


それでは、目盛りの幅を変えたと思いますので、伸ばしたり縮めてみましょう。
ついでに移動もしてみるといいと思います。

これで、音符のサイズが目盛り分、つまり8分音符づつしか動かなくなり、目盛りの中途半端なサイズになりにくくなったと思います。

最初はこういうきっかりとした音符で割りきれている方が都合が良いと思います。
慣れてきたら使い分けしやすくなると思いますので、今はこれでやってみましょう。


では、今までやった事をまとめると

・ピアノロールがでていない場合には、トラックのレーン上にあるリージョンをダブルクリック。
・ピアノロール内を「Commandキー」+クリックでチップがおける。
・チップは鍵盤の絵に対応した音が出る。
・ピアノロールは半音刻みで、黒鍵盤の音はピアノロールの横ラインも色が暗くなっている。
・鍵盤の絵にC+数字が書いてあるのがドで、数字が大きくなると一オクターブ音が高くなる。
・チップの移動はチップの中央付近をドラッグで可能。
・チップの音の長さを変えるにはチップの端っこをドラッグするだけ。
・チップの長さや横位置は、ピアノロール画面右上隅の定規マークから動かせる単位を変えられる


以上の事を今のところで学びました。
言い回しをわざと変えましたが、なんの事を言っているかご理解頂きましたら次に行ってみてください。



では、ご理解いただけたと思いますので、次です。


次は、ピアノロールにおいたチップがトラックの中でどういう動きをするか、というお話です。


DTMとは何か、という事になりますが、実はこれ、「オルゴール」と同じ理屈だと思ってください。
しかも、複数の音を同時に出せるオルゴールです。

配置されたチップは、トラックのリージョン内にあるのです。
下のピアノロール画面は、リージョンを拡大しただけだと思って構いません。

トラックを再生すると、左側から順番に再生バーというものが動き始めます。
そして、その再生バーがチップの位置にくると、チップの位置に応じた音程で、且つトラックで設定した楽器の音が、チップの長さ分鳴るのです。

今おいたチップは、ピアノトラックの1小節目から4小節目にあるリージョン内の、1小節目一拍目長さ4分音符のC3のドという事になります。
ややこしい言い方をしましたが、暗記する必要はありません、そういう仕組だ、という話です。
使っている内に理解が進むと思います。


それでは、今、C3のドがおいてあります、これを再生してみましょう。

再生は「スペースキー」を押すだけです。

もし、再生バーが一番左側にない場合は、「エンターキー」を押すと再生範囲の頭に戻ります。
再生バーが中途半端
再生バーが中途半端 posted by (C)Dei

再生バー曲頭
再生バー曲頭 posted by (C)Dei




さて、ドの音がなったと思います。

今日はこれで講座自体は終了ですが、宿題を出しておきたいと思います。



内容は、「キラキラ星を打ち込んでみる」です。

ドドソソララソーから始まる有名な曲ですね。


実は、この曲、2分の4拍子という曲になっていまして、この講座では4分の4拍子を取り扱います。
若干、後の講座で不整合がでますが、細かい事は気にせずに聞こえがいいように打ち込んでみてください。

自分の想定した状態で打ち込めていれば、3リージョン全部が上手に埋まるはずです。


できれば、インターネットで検索したりせず、うろ覚えでも、色々試して打ち込んで欲しいところです。

何度も再生するうちに、一々再生バーを移動させるのが面倒になるかもしれません。
そんな時には、リピート再生をかけるといいでしょう。

リピート再生は、ガレージバンドのウィンドウ下部にあるリピート再生ボタンを押します。
押すと水色に光ります。

リピートボタン
リピートボタン posted by (C)Dei



押した後に、トラックのレーンの上にある目盛りに黄色いラインがでてきます。

再生位置
再生位置 posted by (C)Dei


この、黄色いラインはチップやリージョンのように、真ん中をつかめば全体が移動し、端っこをつかむと伸ばしたり縮めたりできます。
この黄色くなっている範囲が繰り返し再生されます。

この黄色いバーがでているときはエンターキーを押さなくても、スペースキーを押して再生を開始すると、自動的に黄色い線の最初から再生されます。
再生中でもチップを配置したりすることが可能ですので、これをうまく使えば効率良く作業ができるのではないでしょうか?


次回はキラキラ星の答え合わせからスタートします。

そして、このキラキラ星を使って色々やってみたいと思います。


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posted by DaysDei at 11:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月16日

0からはじめるGarageBand 第4回-リージョン-

前回に引き続き、ガレージバンド初心者向け講座を続けていきたいと思います。

前回はトラックの作成でした。
軽くおさらいをすると

1.「+ボタン」を押してトラック(今回はソフトウェア音源)を作る。
2.インスペクタウィンドウから使いたい音源を選ぶ。
3.出来上がり

というステップでトラックは作れるようになりました。

リージョンはもう少し簡単です。


さて、リージョンについておさらいをしておきます。

一度、第2回に出した画面構成を見てみましょう。

4メイン画面説明
4メイン画面説明 posted by (C)Dei

第2回では、リージョンを「楽譜」のようなもの、と形容しました。

そして、注目してもらいたいのは、リージョンはトラックの中にある、レーンの中にあるということです。



さて、このリージョンを作るために、基本的な音楽界の一般常識を覚えておきましょう。

基本的に、音楽は小節という単位で成り立っています。

この小節が複数集まって曲になります。


一般的に、曲中には拍子、というのがあります。
小学校中学校で習う「4分の4拍子」等がそうです。何種類かあるのですが、ポップスやロックで使われる機会が最も多い4分の4拍子を今回は使います。

プロジェクトを作る際にも、4分の4拍子を選んでいますからね。

あくまで、目印ですが、レーンには目盛りが振ってあり、それに沿って縦にうっすらとラインが入っているはずです。
数字の振ってある最も濃い目盛りとそのラインが小節の頭になります。
4分の4拍子の1拍目になります。

難しくここは覚えなくて構いません、基本は数字の振ってある目盛りの濃いところにリージョンは配置するものだ、と覚えてください。そして、リージョンの終わりも、基本は数字の振ってある太いラインのところまでだと覚えておくといいでしょう。
それが目印としてもわかりやすいのです。


では、早速リージョンを配置します。

キーボードから「Commandキー」を押しながらトラックのレーンあたりにマウスカーソルを向けると、マウスカーソルが鉛筆の絵になります。キャプチャの都合でスクリーンショットは撮れませんでしたので、各々で確認してみてください。
レーンであっても、トラックがない部分を選んでも変わりません。あくまでトラックのあるレーンを選んでください。

この状態で、レーンの好きなところをクリックするとリージョンが置けます。

とりあえず、適当に真ん中あたりに置くなりしてみてください。

リージョン作成
リージョン作成 posted by (C)Dei



そうしたら、先程のウンチク通り、このリージョンを小節の頭に持っていきます。

リージョンの真ん中をドラッグすることで移動できます。
後で説明しますが、真ん中以外を選ぶと別の機能になってしまいます。

そのため、一旦、真ん中をドラッグしてあげてください。

そして、移動先は、目盛りの1、つまり一番端っこです。数字は見えませんが、一番左はじが1小節目一拍目になります。

一拍目に移動
一拍目に移動 posted by (C)Dei


今、あなたが作ったリージョンはピアノ側ですか?ドラム側ですか?
トラックを超えてリージョンは好きに移動できますが、よく見るとリージョンには作ったトラックの名前がついてしまいます。
わかりにくくなりますので、今はピアノトラックで作ったリージョンはピアノトラックへ、ドラムトラックで作ったリージョンはドラムトラックで動かしてください。

そうしたら、作っていない方のトラックにリージョンを作って、一小節目一拍目に移動させてください。

これでリージョンが移動できました。

2つのリージョン
2つのリージョン posted by (C)Dei





リージョンは選んだ状態でキーボードの「deleteキー」を押すと消せます。
間違って消した場合には、「Command」+「Z」で元に戻せます。

実際に、これはトラックを削除した場合も同様に戻せます。
戻したのが気に入らなければ、「Command」+「Shift」+「Z」で戻した前に戻せます。
ややこしい言い方ですね。



さて、作ったリージョンを見てみましょう。

よく見ると、前のウンチク通りになっていませんか?
1小節目一拍目から始まり、2小節目の手前、実際は1小節目4拍目が終わったところまでリージョンが作られています。
つまり、普通に作ると、1小節分が作られます。

このリージョンですが、基本的に「曲の分かれ目」であったり、「フレーズの区切り毎」に作るのが一般的です。

わかりやすく言えば、Aメロリージョン、Bメロリージョン、サビリージョンのように、です。

なぜなら、1番を作った後、2番になった際に、そのままA→B→サビ→A→B→サビならいいですが、間奏も入れば、A→B→サビ→B→サビとなった場合には再利用には不便です。他にも、曲のラストにサビを2〜4回くらい繰り返すパターンも存在してますので、再利用も考えて分割します。

後から分割もできますので、最初は問題ないとは思いますが、作りやすさや見やすさ、ぱっと見てここからがBだ、と判断できるのも作業効率に影響してくるものです。


それでは、今から、打ち込み練習として、とある曲を打ち込みます。

そのために、先にリージョンを作ってしまいましょう。


ピアノトラックに4小節のリージョンを3個作っります。


1小節目1拍目から5小節の頭までのリージョン、5小節目頭から9小節目頭までのりージョン、13小節目頭で終わりです。

正しく言い直せばは、1小節目から4小節目、5小節目から8小節目、9小節目から12小節目までのリージョンを作ります。


参考までに、こういう形になります。

リージョンを4トラックづつ
リージョンを4トラックづつ posted by (C)Dei


現在、リージョンは1小節分ですが、これを4章節分の長さにするのです。

方法は簡単です。

大きくしたいリージョンの右下をドラッグします。

リージョンを伸ばす
リージョンを伸ばす posted by (C)Dei


右下あたりにカーソルを持っていけば、カーソルが左右に「左向き三角1右向き三角1」のようなアイコンになります。そのままドラッグすれば大きくできます。

4小節分にしたら、リージョンを1個作り、また伸ばします。
リージョンの作り方は復讐ですが、「Command」を押しながらレーンの中をクリックします。
そして、伸ばし、合計3個の4小節のトラックができればOKです。
先程と同じ画像ですが、よく確認してみてください。

リージョンを4トラックづつ
リージョンを4トラックづつ posted by (C)Dei


同じようになっていればOKです。

これで、次回のチップを打ち込む準備ができました。

後は、次回に曲を打ち込んでみましょう。


基本編は、後3〜4回+おまけで終わると思っています。

なるべく間延びしないように頑張ります。

それでは、また次回よろしくお願いします。


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posted by DaysDei at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

0からはじめるGarageBand 第3回-トラック-

ガレージバンド初心者講座の3回目です。

かなり期間が空いてしまいましたが、続けていきたいと思います。


今回は、前回の予告通り、トラックを作成し、そこにリージョンを配置し、チップをおいてみようと思います。

本当に基本はこれだけで、後は微調整の世界になってきます。
そのため、終われば簡単な作曲用メモだったり、ある程度の音楽知識又は気合がある方であれば、ガレージバンドで作曲ができてしまいます。


それでは、まず、トラックを作るところからスタートします。

ガレージバンドを選んでいる状態で、メニューバーから「トラック」を選びます。
※公式でリンゴマークがある上部のやや半透明のバーを「メニューバー」と言います。当ブログでも呼び方をそれで固定します。

表示されたメニューの中に、「新規トラック」というのがありますので選びます。

トラック新規作成
トラック新規作成 posted by (C)Dei
※もしも消したい場合には、トラックの削除で選ばれているトラックが消せます。リージョンがあるとリージョン毎消されてしまいますので、ご注意ください。

もっと簡単なのは、ガレージバンドのウィンドウ左下にある「+」ボタンです。
新規トラックボタン
新規トラックボタン posted by (C)Dei


ボタンを押すと、新しいウィンドウが開きます。

トラックテンプレート
トラックテンプレート posted by (C)Dei


一つづつ解説させてもらいます。

○ソフトウェア音源
ソフトウェア音源は一音一音録音して加工(サンプリング)された音を使います。
このソフトウェア音源であれば、一音一音別個に使えるものなので、自分で好きに音をレイアウトし、曲を作る事ができます。
実際に、チップを使うのがこのソフトウェア音源です。


○リアル音源
このリアル音源は、アイコンにマイクが書いてある通り、基本はマイクで取り込むテンプレートです。
マイク端子やサウンドカードにマイクを接続し、音源を取り込みます。
また、すでに録音されているようなものを使うのもこのテンプレートになります。

例えば、ボーカロイド等もこのリアル音源で配置します。


○エレクトリックギター
このテンプレートは、基本的にリアル音源と同じです。
違いは、ギター向けのアンプやエフェクターが選びやすいようになっているのです。

簡単に言えば、Macをギターアンプにしてみよう、というような機能が備わっています。
ギターを録音したものをこれで作ったトラックに入れ、後からエフェクターをつけることもできます。
練習にも使えて、ギタリストには便利だと思います。

※もちろん、練習に使うのなら、ボーカルやベースもリアル音源で、キーボーディストなら、ソフトウェア音源をキーボードから操作できます。
もちろん、録音もどの楽器でも可能です。

と、言った具合になります。
楽器がひける方は是非、リアル音源やエレクトリックギターテンプレートもうまく活用してみてください。

しかし、今回は、ソフトウェア音源一択で行きます。


あくまで打ち込み講座になっていますからね。

追々、番外編でやりたいと思います。


では、ソフトウェア音源が選ばれている状態で「作成」を押してください。

これでトラックが1つ作られました。

前回のピアノがあるテンプレートからの方であれば、2個目のピアノが置かれるはずです。

トラック
トラック posted by (C)Dei


では、トラックができましたが、作りたてのときは、とりあえずピアノさんが鎮座していてくれます。
しかし、すでにピアノさんはいますので、違う楽器に来てもらいましょう。

インスペクタ画面を見てください。

もし、表示されていない方は、右側下部の「i」ボタンです。

インスペクタ表示
インスペクタ表示 posted by (C)Dei


インスペクタは、「詳細設定」的な意味だと思ってください。実際は、設定を表示しておく画面、という意味のようですが、どう覚えても、なんらかの設定をする画面だ、という事です。

このインスペクタは、先程作ったトラック以外を選ぶとそれのインスペクタが表示されるのが基本になっています。


現在は両方ピアノなのでわかりにくいですが、トラックの下側のピアノを選んでおいてください。
もし、空っぽの状態から作った方がいたら、最初に戻って作りなおすか、今のうちにトラックを作ってしまいましょう。


まず、確認して欲しいのが、インスペクタの上の方には画像と同様にピアノが写っているかどうか、です。

インスペクタ画面
インスペクタ画面 posted by (C)Dei


違う方は、まず、間違って「リアル音源」等をトラックを作る際に選んでいないか、または、右上にある「ソフトウェア音源」「マスタートラック」と並んでいる2つのタブのうち、マスタートラックが緑色になって選ばれていませんか?
もし、なっていたら、ソフトウェア音源に切り替えてください。

これでピアノの絵がでているはずです。

次に確認するのは、「ブラウズ」「編集」というタブから、「ブラウズ」がハイライトされている(明るくなっている)ことを確認してください。

なんとなく、カンの良い方は分かったかもしれませんが、このインスペクタには、「ソフトウェア音源」という項目と「マスタートラック」という項目が存在しているのです。
そして。更に、ソフトウェア音源には「ブラウズ」と「編集」という項目が存在しています。
実は、見てみるとわかりますが、「マスタートラック」にも、「ブラウズ」と「編集」という2種類の項目が存在しています。

簡単に説明してしまうと、「ソフトウェア音源」は現在のトラックの設定で、「マスタートラック」とは、このプロジェクト、言うなれば曲全体に影響する設定になります。

まだ、マスタートラックはいじりませんので、もし、画面を切り替えてみた方はソフトウェア音源にお戻りください。


では、楽器を選びましょう。あなたの探す最初のオーケストラメンバーです。

しかし、最初に好きなもの、と言われても困ると思いますので、こちらでまずは簡単に指定しておきたいと思います。

使い勝手のいいドラム音源を選びたいと思います。

今回は、ロック系かポップ系の曲を最終的に講座でやりたいので、Rock向け、又はPop向けの音源を選びたいと思います。

ブラウズの一覧の中から、「Drum Kits」を選び、「Pop Kit」を選びましょう。もしもであれば「Rock Kit」でも構いません。

PopKitを選択
PopKitを選択 posted by (C)Dei


どうでしょう、画面のように上の絵がドラムセットになりませんでしたか?
なれば成功です。

トラックを見てみましょう。
そこもドラムになっているはずです。

トラック側ドラムセット
トラック側ドラムセット posted by (C)Dei



これがトラックの作り方です。

途中で説明を挟んでしまったので、わかりにくくなってしまいましたが、基本的には

1.「+ボタン」を押してトラック(今回はソフトウェア音源)を作る。
2.インスペクタウィンドウから使いたい音源を選ぶ。
3.出来上がり

と、これだけのステップあなたのオーケストラメンバー、またはバンドメンバーが加入してくれます。


長くなりましたので、一度ここで〆まして、次回はリージョンの説明をし、余裕があればチップです。

なるべく急いで行いたいとは思っています。できれば明日中にはチップまで終わらせて、今週中に基本的な説明を終わらせたいと思います。

それ以降は「作曲講座」になります。
どうぞ、ご理解のほどをいただければ幸いです。


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posted by DaysDei at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

0からはじめるGarageBand 第2回-画面の見方-

早速第2回講座です。

Apertureに比べると、使い慣れているせいか、記事がまとめやすいです。
Aperture講座を見てくれている方は、今、まとめているので、お待ちいただければと思います。

さて、GarageBandの画面の見方を今回はさらりと説明します。

用語がでてきますが、次回より用語はそのまま使います。
そのため、可能であればメモを、Macの方はスティッキーズを使う等して、用語で「?」にならないように気をつけてください。

何かを勉強するとき、用語が最もつまずき安い箇所になります。



それでは、まずは実物を見ながらがいいと思いますので、GarageBandを起動してみましょう。

アプリケーションフォルダの中から、下のアイコンを選ぶのも手です。
1ガレバアイコン
1ガレバアイコン posted by (C)Dei

せっかくなので、Contorol+スペースキーで、SpotLight(検索機能)を起動して、検索で立ち上げるのがお薦めです。
「Gara」あたりまで入力すれば、検索のトップにでてきます。


起動すると、こんな画面が現れてきます。

2テンプレート選択画面
2テンプレート選択画面 posted by (C)Dei

最初にテンプレートを選択する事になります。
今回は、「新規プロジェクト」の中にある「Piano」を選んでください。

選ぶと、次は、保存先と名前が聞かれます。

次回から重要になりますので、名前をつけましょう。

3保存先と命名
3保存先と命名 posted by (C)Dei

ファイルのな前は「テンプレート.band」や「ひな形.band」等、見本になるものとわかるようにしてください。
保存先は人によって違いますが、大きく分けて「書類フォルダ」の中に「GarageBand」フォルダを作るか、ミュージックの中に作るかのどちらかが多いと思います。

実は、デスクトップにエイリアス(ショートカット)等以外の重量のあるファイルを多々置くと、Macの負荷が増えるので、なるべく置かない方がいいのです。

是非、ファイル整理を上手くしながら保存してみるといいでしょう。


話はそれてしまいましたが、下側にある、テンポや拍子記号等の項目はそのままで構いません。


できましたら、確認しつつ、「作成」ボタンを押してもらえれば、プロジェクトスタートです。
作曲家としての人生プロジェクトのスタートになるかもしれません。


さて、そうこう言う間もなく、メイン画面がでてきたことでしょう。

わかりやすいように、これから出す自分の画面はちょっといじくってあります。

以下、画面の構成を説明していきます、ここが用語になりますので、しっかりと見ておいてください。



4メイン画面説明
4メイン画面説明 posted by (C)Dei


小さすぎて見えない方は、画像をクリックすると、「他のサイズで見る」又は、画像をクリックし、元のサイズで見る、といった項目があると思いますので、そちらをご覧になりながら次に進んでください。


まず、画面の大きな枠組を説明します。


画面は大きく分けて3個になっています。
上段、下段と右側の3つに分割されていると思ってください。

上段が、トラックエリア。
下段がピアノロールエリア。
右側がインスペクタエリアになります。


下段が出てない方がほとんどだと思います。これは、上段でとある操作をしないとでません。
実際にピアノロールに触れるのは次回以降になります。


さて、それではDTMの基本的な構造をご説明します。



まず、上段にあるトラックエリアには、あなたの画面にはピアノの絵が1個、自分の画面にはピアノと「リュート」という楽器のアイコンが並んでいます。

この「1個の楽器」を当てはめるレーンを「トラック」といいます。トラックは右側に伸び続けていて、どんどん伸ばす事ができます。
短距離走などのトラックは一人1トラックの中で走る訳です。DTMも一緒で、一つのトラックで、一つの音色が走り続けるのです。



これから、あなたの画面にない項目の説明をします。


自分のGarageBandの画像の上段にある2個のトラックに、緑色(片方は選択されている為、濃い色になっています)の、中身に線が書かれている四角いアイコンが置かれていると思います。
これは「リージョン」と言います。
リージョンは、トラックの中に何かを配置する場合の一つのまとまりです。
言い方がややこしいのですが、特定のひとまとまり、歌で言えば、ここからここまでが「サビ」等、まとまりがあると思います。もっと小さく言えば、1小節もひとつの区切りになります。
リージョンは、曲を作る上で、自分で好きに区切れる作業場所を作ることだと思ってください。
このリージョンは、トラックと違い、隙間を空ける事ができます。



そして、下段です。


これはピアノロールにはピアノの鍵盤が描かれています。
その右側には「チップ」という細長い線が引かれています。
このチップですが、これが「音」になります。


自分でいくつか音をうちましたが、再生すると、ピアノロールに対応した音が左から順番に出るようになります。
言ってしまえば、オルゴールのような感覚です。
そして、このチップは、上段で選ばれている「Pianoトラック」の「1個目のリージョン」の中に描かれています。


これでなんとなくわかったかもしれませんが、DTMの基本は、
トラックに楽器を配置してあげ、リージョンというまっさらな楽譜を置き、その中にチップを書き込む事で、トラックに配置された楽器がが演奏してくれる、という感覚です。

リージョンという単位がわかりにくいかもしれませんが、利点が多い、というよりは、最初理解に困る以外は利点しかありません。

例えば、曲は1番だけではなく、2番もあります。その時に、リージョンをそのままコピーしたら、2番のほとんどが何もせずにできてしまうのです。
視認性も良く、名前も目印も付けられるので、長い曲になっればなるほど、リージョンの恩恵があると思います。

今は、言うなれば「パソコンのフォルダ」みたいなものだと思ってもらえればいいです。



今回では、「トラック」「リージョン」「チップ」の3つを覚えてもらいたいと思っています。

なぜ覚えてもらいたいかと言えば、当然、必要だからです。
僕とあなたがこの講座でスムーズにコミュニケーションを取る為に。


是非、講座を受け続ける方であれば、メモを忘れずにお願いしたいと思います。


次回は「トラック・リージョン・チップを作ってみる」というような内容で基本練習を終了にします。
ただ、細かくやるようであれば、2回〜3回に分けて説明すると思います。

最初は中々基本的な事ばかりなので面白くはありませんが、是非続けていただいて、自分だけの曲を作ってもらいたいと思います。

もしかしたら、頭の中で考えている講座の全体像を第2.1(補足講座)のような形で書くかもしれません。
講座の小数点は補足という事にしたいと思います。

その際には、ちらりと見ていただければと思います。


それでは、また次回よろしくお願いします。


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posted by DaysDei at 21:16 | Comment(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0からはじめるGarageBand 第1回-準備編-

前回の予告通り、GarageBand作曲講座を行いたいと思います。

まず、GarageBandについて簡単に説明します。

GarageBandは、Logicと言われるプロ向けDTMアプリの簡易版で、iLifeというAPPLE社のメディア総合パッケージとして販売されていました(現在はAPP Storeにてバラ売りされています)。

Macは、Macのハードウェア+OSXというOS+iLifeというのをセットにして販売しています。

Windowsで言う、エクセルやワードが最初からついてくるのと似た感覚です。


このGarageBandは、作曲以外でも、ギターやベース、キーボード等の楽器をやられている方であれば、それをMacにつなぐ事で、エフェクトを掛けたり、アンプの代わりにできます。録音もできてしまいます。

Macを楽器にする。そういう考えた方もできるアプリだと言えるでしょう。

何よりも、Macを所有していれば、最初から使えるというのが最大のポイントでしょう。

さて、そういう訳で、最初に必要なものは決まりました。

Macです。

この講座では、基本的に、ギターやベース等、楽器は基本的に使いません。

全部、打ち込みを目指します、が。
鍵盤楽器が欲しいです。

ギター等でもいいのですが、鍵盤がのちのち便利になると思います。

可能であれば、USBキーボードですが、iPhoneやアンドロイド等のスマートフォンをお持ちの方であれば、アプリの鍵盤でも構いません。
しかし、Mac上で動くソフトウェア鍵盤はやめておきましょう。

理由は単純です、メロディーを考えるときに気楽だからです。

触れば音が出る、これが鍵盤の最大の利点です。


後は、環境的に「イヤフォン又はヘッドフォン」をご用意ください。
騒音にはならないぞ、という方であれば、スピーカーでも構いません。

Macを所有している事を前提にすると、USBキーボードは数千円ほどでありますし、アプリは0〜100円くらいであります。



ステップアップする際に、イヤフォン等もモニターイヤフォン等々ありますが、それは普段音楽を聞くのにも素晴らしいのでいいのですが、鍵盤だけは、他の使い道が薄いので、やってやる、と思った方はいいものを買う方がお薦めです。

大体の方は、イヤフォンはあるでしょう。
そうしましたら、後は、鍵盤を用意しておいてくださいね。最初の内は使いませんが、DTMをやる上で一番手軽なものです。
もし、ギターで一般的なスケールをいくつかできる方は鍵盤いらないかもしれませんね。

最後にまとめると

・Mac
・イヤフォン
・鍵盤

この3点から始めちゃいます。


そして、イイ忘れていましたが、当講座の制限事項として、APPLEループ等を使って簡単作曲は一切行いません。
自由に作れる、それを目標にしたいと思います。

加えて、基本的な部分をあまり理屈を伴わず(ある程度知ってる内容で補足で説明はする場合もありますが)、やったらできる、というのを目指します。

最後には、単純なロック曲等は作れるようになってるようにしたいと思っています。

そして、注意事項は、完全に独学で、書籍なども読んではいないので、「とりあえず俺流でなんとかできる危うい橋」だと言う事もご理解いただければと思います。
しかし、なんとしても一曲、あなたの曲を作らせたい、そしてできれば聞いてみたいと思っています。

どれくらいの講座になるかはわかりませんが、是非、お付き合いいただければと思います。

次回は、GarageBandの画面を見つつ、操作の方法を簡単に説明していけたらと思います。


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posted by DaysDei at 07:56 | Comment(2) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月23日

0からはじめるGarageBand 第0回

複数の講座を不定期に同時進行してもいいんじゃないのかと思いました。

さて、今回は第0回の講座内容の説明です。

GarageBandというアプリがMacには標準でついてきます。
このソフトの使い方を自分なりに皆様にお伝えしよう・・という趣旨ではありません。

この講座は「本当にGarageBandの簡単な機能を一切使わず、0から作曲をしようじゃないか」という講座です。

言ってしまえば、初級講座です。しかし、やることは中級です。
やったこともない初心者が一気に中級に駆け上がってみよう、という趣旨なのです。

まず、Macをお持ちの皆様のほとんどは、GarageBandを使った事がないパターンが多いでしょう。
DTMは最近流行っていますが、どうやるのかもわからないものです。

はっきり言って、正体がわからないものは難易度が高く感じてしまうものです。

しかし、Macならその敷居が低いのです。

なぜなら、WindowsでDTMをやろうとすれば、高いソフト、体験版でも何十日もできない。
フリーソフトを使えば、慣れてきて、有料の有名DTMソフトを使おうとすれば今までの経験がほとんど役にたたなくなる。
こんなジレンマがあります。

Macはその敷居が低いのです。

なぜなら、GarageBandは、機能の制限はあるものの、自由度も低くはなく、且つ、上位の「Logic」というプロ向けアプリが存在しています。
プロ向けといいつつも、GarageBandはLogicから機能を削ったものです。なので、慣れはいりますが、積み上げた経験は活かしやすいのです。

その入口を常に提供してくれるMacは、あなたに可能性を与えてくれると思います。
自分も、そのMacのように可能性を差し上げられたら、と思っています。

是非、皆様も思い通りの作曲ができる入り口としてゆるり不定期ですが、御注視していただければ幸いかと思います。

第一回はGarageBandに必要なものをチェックしつつ、準備編としたいと思います。


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posted by DaysDei at 23:46 | Comment(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

せっかくなのでDTM環境を

どうも、ブログランキングのカテゴリに「DTM」を加えてしまっていて、且つ、2日に一度、DTMで検索されている方もいっらっしゃるようなので、環境を軽く。

iMac27 Late2009(CPUアップ) メモリ16G


LogicStudio
http://itunes.apple.com/jp/app/logic-pro/id459578486?mt=12
(リンク先はAPP Store版ですが、自分は旧パッケージのStudioを使っています)

MIDI入力 KORG X50  ROLAND AX-Synth




ギター音源等は色々なので、割愛

オーケストラ音源


他に基本はWAVESのプラグインを所有しています。
最近はWAVESはアカウントがCloud化されたので便利さが更に上がったのがいいところですね。
これからもWAVES派でいそうです。

最近買ったのはVocalRider
http://www.waves.com/content.aspx?id=10068

予想より使い勝手がいいです、しかし、手動でやらないといけない部分も多いですね。


○オーディオインターフェース

FireFace800


PCオーディオとしても人気のFireFaceです。
癖のないクリーンな環境を構築するには最適です。
割りと、貸し回しが多いです。それだけ興味がある人が多いのでしょう。

ちなみに、リスニング環境の為に、いつもパソコンからのダイレクトと、500円ほどの安いスピーカー等も常備しています。
やはり、ミックスダウン時には複数のスピーカーがいりますね。
イコライザーの微調整で極端にすると、割りとFireFaceの音質がフラットで再現されても、安いスピーカーでは聞こえないレベルだったりするのです。

割りと最低限でスマートな環境で作業できています。
あまり場所を取らない環境で作業できるのは幸せです。

最低限すぎるのでしょうが、もっと複雑に組むのもいいのでしょうが。

シンセ音源もソフトウェア派の自分では、こういうハードウェア少なめの方が体質に合うのでしょうね。

是非、興味がある方は、この中で高いのは、Macとオーディオインターフェースくらいなので、そこのグレードはここまでいりません。
AX-Synthはバンド用でもあるので、X50のような安いシンセで十分です。シンセじゃなくてもいいので、USBのキーボードを用意すればいいのです。キーボードが弾けない人もあったほうが便利です。

使うキーボードはこういったもので十分です。





もちろん、お金はかかりますが、同じ環境なら、割りと構築しやすいのではないでしょうか?
興味があれば是非、自分でやりやすい環境を整えてみましょう。


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タグ:Mac DTM
posted by DaysDei at 02:33 | Comment(0) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする