2012年06月26日

Aperture講座外伝 mini Tips〜スタックのススメ〜

通常、バージョンを作成すると、スタックという形で、濃い黒枠が作られます。

これは、グループ化されているだけであり、一つのRAWからしかできない訳ではありません。

使い所として、ゴルフのスィングだったり、野球のバッティング・ピッチング等、連射撮影をした場合、似た写真がかなりの数になります。

うまく削除等して整理しても良いのですが、ここは上手に管理し、後から書き出せるようにスタック化してしまいましょう。

スタック化は簡単です。ブラウザモードがやりやすいと思いますが、ひとまとめにしたい写真、例えば、先ほどの例だったら、Aさんの第1打席のような区切りで写真を選択します。

その選んだ写真を右クリックし、スタックを押します。

ショートカットでcommandキー+Kでもできますが、スポーツ写真が多い方は覚えてもいいでしょう。

自分は右クリックで簡単にできるので、暗記する必要性は高くないモノだと思います。


後は、スタックした写真を見たい時は展開し、普段は代表表示しておくだけでも結構、整理ができます。

フォルダを作って綺麗にまとめた方がいいのですが、簡単な手法として使ってみるのも手かもしれません。


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2012年06月25日

Aperture講座外伝 mini Tips〜写真を書き出すには〜

どの表示モードでも構いません。

デスクトップでもFiderでも書き出したい画像をドラッグアンドドロップでOKです。

これは、1枚だけでも、複数選んでもOKです。

ブラウザモードか分割表示モードで、Commandを押しながらクリックしていけば複数選択できますので、後は選んでいる一枚をドラッグアンドドロップで書き出し完了です。

Apertureは内部でJpegサムネイルをスタックしているので、ただコピーされるだけという手軽さで、普通にコピーしたのと変わらない時間、1枚程度なら何も表示されず、ポンとドラッグしたところに画像が置かれます。

何十枚もセットした場合には、コピー時間があったりします。

自分は外付けHDDなので、内蔵よりは少しはかかってるのかもしれませんが、特にストレスがあるほどではありません。

後は、ディスクに焼きこんだり、オンラインストレージやSkype等で送りたい相手に送信したり、ウェブ上にアップロードしたりしてみてください。

このように、管理から書き出しまで簡単なのがApertureの良いところですね。


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2012年06月24日

Aperture使い方講座 第5回〜写真を眺める〜

Apertureもアップデートが終わり、ひと通り落ち着きました。

という訳で、久しぶりになってしまいましたが、Apertureの講座の続きを行いたいと思います。


今回は、ある意味でApertureの最大のポイントである、写真の閲覧についてです。

なぜ、RAW現像ソフトで閲覧が最大なのか、と言われると疑問に感じる方も多いでしょう。


ApertureはRAW現像ソフトというより、写真の総合編集・管理ソフトであり、写真を見るブラウザと言うスタイルが最も素晴らしいソフトなのです。

実際、iPhotoが写真管理ソフトとしてMacでは良く使われるように、Apertureはそこを踏襲し、管理の良さを追求したアプリだと思います。

それに、写真は編集する楽しみもあれば、最後に行き着くのは鑑賞だと思います。

編集をする前にも、閲覧し、どう補正をするか判断できる材料が揃わなければ意味がありません。


Apertureが管理を一体化しているというのは、鑑賞も一つの編集の要素であり、鑑賞そのものも一元化できる事が強みだと思います。

それは、ある意味、ブラウザを超えて、写真専用のOSをデスクトップ上で動かしてると言えるでしょう。





それでは、閲覧を極めてみましょう。





まずは、左サイドバーがライブラリ表示になっているかを確認します。

左上のインスペクタというアイコンの下にある「ライブラリ」というタブが選ばれていることを確認します。

ライブラリタブ
ライブラリタブ posted by (C)Dei



Apertureに写真を取り込むと、お薦め設定だと「プロジェクト」という場所に日付毎のプロジェクトが作られています。


ライブラリ内
ライブラリ内 posted by (C)Dei

これは、リネームが後から可能ですので、行った場所等で好きにつけかえても、取り込み設定時に名称を付け替えてもいいでしょう。

プロジェクトをクリックしてみましょう。



そうすると、ウィンドウ右上で現在選ばれているビューアーの設定に応じて写真が表示されます。

ビューアー切り替え
ビューアー切り替え posted by (C)Dei


基本的にビューワーは3種類。


1.ブラウザモード

ブラウザモード
ブラウザモード posted by (C)Dei

そのプロジェクト内の写真をサムネイル形式で一覧するモードです。

写真をザックリ探す事が可能で、写真をダブルクリックすると、「3」項目目のビューアーモードになります。



2.分割表示モード

分割表示
分割表示 posted by (C)Dei

このモードでは、ブラウザモードとビューアーモードの中間を取っています。

中央上部に大きく写真を写し、下部にサムネイル化された写真が写ります。

下部の画像をシングルクリックすることで、上部の画像を入れ替え、且つ、写真をダブルクリックすることで、「3」項目目のビューアーモードに切り替わります。



3.ビューアーモード

ビューアー
ビューアー posted by (C)Dei

写真を一枚大きく写すモードです。

編集等ではこの画面で行う方がほとんどのはずです。

広い画面を有効に使う事が可能です。

基本的には、ブラウザモードまたは分割表示モードどちらかが「主」になります。

「主」とはどういう事かと言うと、ブラウザモードも分割表示モードも、表示されている写真をダブルクリックすると、ビューアーモードという一枚を画面一杯に表示したモードになります。

そして、このビューアーモードで表示されている写真をダブルクリックすると、直前にしていたブラウザモードまたは分割表示モードに変わります。

つまり、直前が分割表示だった場合には、写真をダブルクリックすると

分割表示モード→ビューアーモード→分割表示モードとループします。


この場合、表示モードを一度、ブラウザモードにする事でブラウザモードを「主」にできます。

どちらもいいところ・悪いところがありますので、用途に応じて使い分ける形になります、が、もっと単純な方法があります。


キーボードの「V」キーを押すと、ビューアーのモードを順番に切り替えできます。


これは結構重要な要素です。

他にも、表示されている写真は、キーボードの矢印キーで簡単に変えられます。

ブラウザモードでざっくりと選び、「V」を押して分割表示でどれを編集するか狙いを定め、更に「V」を押して最終的にどれにするかを選ぶ、という具合に操作すると作業でマウスを使う事が減り、作業効率があがります。

これは、ザックリ探す、慎重に選ぶ、候補を決める、という流れで作業が徐々に絞れて行くので、かなり融通の利く作業ができるとてもいいショートカットです。

忘れないでください。

重要なので、もう一度言います。

「V」を押すとビューアーのモードを順番に切り替える事ができる。



では、次です。

最近、デジタル一眼の世界では「等倍鑑賞」という遊び方が隆盛を極めている(?)のですが、価格.comや掲示板では良く、見受けられる単語です。

一般的に写真は、横幅3000〜6000を超える為、ディスプレイ上では縮小されます。

ディスプレイは、最近のトレンドでは横幅は1920未満がほとんどだからです。

等倍鑑賞とは、ディスプレイの1ドットに写真の1ドットを当てはめ、カメラやレンズ、ディスプレイの性能全てをひっくるめて鑑賞する楽しみ方です。

言ってしまえば、ちょっとした手振れすらもバレてしまう為、これはこれで技術が別個にいりますが、完璧に撮れた時の精細さというのは目を見張るものがあります。

そして、この等倍鑑賞は、編集時に細かいところチェックするのにも使いやすい表示方法です。

せっかくなので、これもショートカットで覚えましょう。


「Z」キーです。

これを押すと、ブラウザモード以外では、表示される写真が100%拡大状態=等倍表示となります。

通常表示
通常表示
通常表示 posted by (C)Dei


等倍表示
等倍表示
等倍表示 posted by (C)Dei


等倍は編集にも有利です。

バッチリ撮れているものだと、精細さが見れて等倍は楽しいですが、画面のサイズや解像度によっては表示されるエリアが小さすぎて、逆に面白みが欠ける、という方もいるので、人それぞれですが、よく使われるモードなので覚えておくといいでしょう。

等倍表示をしている場合は、マウスをドラッグすることで拡大された画面をスライドしていくことができます。

加えて、上の画像の右側に黒い100%と書かれた小窓があると思います。

かなり小さいですが、そこにマウスをあてると、表示されている絵のサムネイルが表示され、写っている範囲が表示されます。

等倍表示の小窓
等倍表示の小窓 posted by (C)Dei


この中の写したいところを、クリックまたはドラッグすると、素早く目的のところまで移動できます。




そして、Apertureの編集時にも鑑賞時にも使えるのが、フルスクリーンモードです。

Lion以降のアプリには右上の峰にフルスクリーンボタンが設置されていたりしますが、キーボードの「F」で簡単に切り替え可能です。

等倍+フルスクリーンで作業を行えば、作業エリアが広がる為、編集の作業性は上がるでしょう。

フルスクリーンにすると、左サイドバーが非表示になり、プロジェクトの移動ができなさげですが、ここで新しいショートカットがあります。

「H」を押すことで、ヘッドアップディスプレイ(HUD)がフローティングします。

HUD
HUD posted by (C)Dei


APPLE純正のアプリだとかなりメジャーな機能のHUDは、画面にフローティングする設定画面みたいなもので、必要な情報であったり、使用可能な編集メニューを表示してくれます。

今回の場合は、左サイドバーの代わりを務めてくれます。

これでフルスクリーンのまま、プロジェクトを切り替えたりすることができます。



今はまだ使いませんが、編集をした画像には、バージョンアイコンがつきます。


バージョン
バージョン posted by (C)Dei



この右下のアイコンがついている場合には、オリジナルデータ(RAW)から編集を行った場合につきます。

右上の数字は、オリジナル以外の編集済みの画像がいくつかあるかを表示しており、クリックすると濃いグレーの枠内に全てのデータが展開されます。

この状態で閲覧が可能になります。

上の画像はすでに展開した後です。

この展開した画像をドラッグして一番右側においた画像が、展開していない時のがプレビュー上に表示されるようになります。

複数の編集を試しておきたい場合には便利でしょう。


そして、オリジナルを見たい場合には、分割表示またはビューアーモードで「M」キーを押します。

多分、一昔目、オリジナルデータは、マスターという名前でしたので、Masterの略だと思いますが。

一度押す事でマスターファイルを、もう一度押すと、バージョンの最上面にあるあるものがプレビューされます。



今回の鑑賞用では、ショートカットの使い方が一番大きいと思います。

最後にもう一度まとめると

・「V」でビューアーを順番に切り替える(View)
・「Z」で等倍鑑賞(Zoom)
・「F」でフルスクリーンモードに(Full Screen)
・「H」でヘッドマウンドディスプレイ(HUD表示)
・「M」でオリジナル表示(旧Master)

他にもルーペ等の機能もありますが、これは編集時の方が使い勝手がいいでしょう。

別の機会に回したいと思います。

写真の結論的な醍醐味は見る事です。

それを管理する事と編集を同時に結び付けられるというのは利便性が高いものであり、Apertureの優秀な点だと思います。

詳細な編集であったり、本当の意味での加工となるとPhotoshop等の方が上な機能が多いでしょう。

変形だったりと飛び道具的なモノであれば、ですが。

写真1枚の完成度を上げるという部分ではApertureも高い水準を持っていますし、何より管理という部分で強みがあると言えるでしょう。


それでは、次回は編集画面の説明から入りたいと思います。


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posted by DaysDei at 19:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | Aperture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月14日

Apertureのアップデートと当講座について

Apertureのアップデートがありまして、用語が変更されてしまいました。

マスターがオリジナル、等一部ですが、現在投稿した講座にもすでに影響がでているため、一部の書き直しを行います。

しかし、今回のアップデートはiPhotoとのライブラリ統合等となっていますが、あまり意味を持ちませんね。

取り込む手間が減るのは楽なのですが、ライブラリを分けるのもApertureの使い方ですし。

しかし、プレビューが高速化するのはメリットかもしれません。

まだ実感はありませんが、それでも、微細な使い勝手の向上だと捉えています。


皆様もアップデートは忘れずに行なってください。

それと、注意が、このアップデートからライブラリが新しい構造になっている為、ライブラリをまるまる旧Apertureユーザーに渡しても見れなくなります。

といっても、無料アップデートなので皆さんアップデートすれば問題ないので、そこは大丈夫だと思います。

それでは、変更点をよく確認し、近々ちゃんと講座の続きをやりたいと思います。




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2012年05月09日

Aperture使い方講座 第3回〜取り込み設定〜

大分遅くなってしまいましたが、Aperture講座第3回です。

ここから使い方らしくなっていきます。

先に余談ですが、FireWireの外付けHDDに先日変えたのですが、かなり安定しています。
少し値段が張りますが、旧Macの方ならFireWire、最新の方はThunderBoltの外付HDDを使うのが本当に、本当に心の底からお薦めします。

できれば、HDDを自分で交換できるタイプがお薦めです。



さて、前回の続きな訳ですが、前回はインストールと外付ハードディスクに保存先を変更する方法を説明させてもらいました。

今回は、画像の取り込み方とページ全体の基本の見方になります。



では、まずは写真を読み込みましょう。

メモリーカードを差し込むタイミングはいつでも大丈夫です。
Apertureを立ち上げる前でも後でも問題はありません。
設定がしてあれば、メモリーカードまたはカメラを接続すると、自動的にApertureが立ち上がります。


差し込むと

7メモリーカードを挿した
7メモリーカードを挿した posted by (C)Dei

このように画面にメモリーカードの名前(カメラでフォーマットしているので、カメラの名前になっています)が、画面左上にでてきます。

でない方はその上にある「読み込む」という下向き矢印のアイコンを押すと画面がでてきます。
それでもでていない方は、メモリーカードが正しく挿されていません。接続を確かめてみてください。

APPLEのヘルプにありましたが、「メモリーカードをゆっくり挿入すると認識しない場合があります」との事なので、力を入れ過ぎない程度にサッと入れてみましょう。


○取り込む写真を選ぶ○
メモリーカードが挿されると、画面中央にメモリーカード内の写真が読み込まれます。

あくまで、まだメモリーカードの中の写真をプレビューしているだけですので、ここから取り込む写真を選ぶのです。

選び方は簡単です。

中央に表示された写真下部にはチェックが入っています。
このチェックが入っている写真が取り込まれます。

取り込むものが多い時には、デフォルトですべてにチェックが入っていますが、少数を取り込みたい場合には、先に「すべてのチェックを外す」というボタンを押してみるといいでしょう。

その場合は、手動で選ぶ形になります。

8写真拡大
8写真拡大 posted by (C)Dei

細かい部分ですが、ドラッグすると複数の写真を選べ、「Shift」または「Command」を押しながらクリック又はドラッグすると離れている複数の写真を選ぶ事ができます。

複数の写真を選んでいる状態で、選んでいる写真の中のどれでもいいので、チェックマークをクリックしてつけたり外したりすると、他の写真も全く同じように自動的にチェックが外れたりついたりします。

ザックリと写真を選別したい方はかなり便利です。

写真の部分をダブルクリックすると写真を一枚一枚プレビューでき、キーボードの矢印キーで他の写真を見る事ができます。

一覧に戻したい場合には、中央下部にある、格子状のボタンを押してみてください。一覧表示になります。


スクリーンショット 2012-05-09 21.30.20
スクリーンショット 2012-05-09 21.30.20 posted by (C)Dei


長く書きましたが、取り込む写真をまず、こうやって選んでいきます。
実際、後からでも消せるので、とりあえず全部読み込む、というのも手ですね。



○取込み方を選ぶ○

取り込む際に、いくつかオプションがあります。

オプションは、画面の右側に表示されています。

スクリーンショット 2012-05-09 21.34.09
スクリーンショット 2012-05-09 21.34.09 posted by (C)Dei


まず、「読み込み設定」というボタンですが、ここでクリックしたものが、このボタンの下部、右側のサイドバーに表示されるようになります。消したい場合はもう一度押せばOKです。

ここで選んだ設定で写真が取り込まれるのですが、わかっているものを上からザックリまずは説明します。


ーファイル情報ー
そのファイルの名称やサイズ、その他、現在選んでいる写真について写真に関する情報が表示されるようになります。それだけです。

ーファイルを名称変更ー
取り込む際の名前を変更できます。
全体の名前なので、連番をつけたり、撮影日時に自動的にしてくれたり、という風に使うのが一般的でしょうか。多数ある写真に1枚1枚名前をつけれませんので、管理しやすい名前にするといいでしょう。
自分はほとんど触りません。
なぜなら、写真はApertureで管理しているので、名前を新たにつけることが重要ではないからです。

ー時間帯ー
カメラを海外に持っていった際、日時設定を日本のままにしている方向けです。
実際の日時を設定することで、時差を補正してくれます。
海外に行く場合、うっかりしやすく、整理しようとしたら日時がおかしくなって、並び順がおかしくなる事を防げます。

ーメタデータプリセットー
メタデータを付与できます。
検索用だったりしますが、自分は遣いません。上手く使えば検索効率もあがりますが、位置イベント毎にプロジェクトまたはライブラリを切り替えているので、そこまで恩恵にあずかっていないのだと思います。
メタデータが重要な方は是非使ってみてください。意味が分からないよ、という方は気にしなくても良いものです。

ー調整プリセットー
実はこれが一番重要だったりします。
これは、取り込む際に、Apertureが自動的に補正をとりあえずしておいてくれるか否か、という設定です。
スナップ的なものであればonにしておくととても楽になります。
もちろん、RAWなので、ここで補正したといってもマスターファイルに影響はありません。逆に言えば、Apertureの特性から考えて、スナップであればこれをonにしておくほうがいいでしょう。
基本は「クイック補正」→「自動補正」で十分です。
但し、「作品」を作る方であれば無効がお薦めです。

ーファイルタイプー
これは、読み込む写真や動画のソート機能です。
内容を見ればわかりますが、「写真を除外」「ビデオを除外」等、除外だったり、「カメラ内のフラグ付/ロックされたファイルのみを取り込む」のように、簡単に大枠で取り込めるのです。
特に、ロックされたもののみを取り込むのは便利です。
カメラは大体、ボタン1個でロックをかけれるので、写真を撮った後、いいな!と思ったものをとりあえずロックしておく習慣をつければ、間違って消す事もありませんし、取り込むときも一発です。
と言うことで、必要がある方は使ってください。

ーRAW+JPEGのペアー
これは、カメラの設定でRAWとJPEGの同時保存機能があり、それを有効にしている人へのオプションです。
RAWとJPEGを同時に取り込む場合は「マスター」をどちらにするかを選ぶ。
片方のみを取り込むならその指定。
という形でいくつかあるのですが、お薦めを言わせていただくと、同時保存されている方であれば「両方(RAWをマスター)」オプションがお薦めです。
なぜかと言うと、カメラのJPEGはある意味、RAW現像をしているのと同じ意味であり、そのカメラ毎の味付けで出力されます。
特に、露出等が本当にバッチリと決まっている場合、ヘタに補正をしない方が綺麗だったりします。
そういう部分を気に入る方なら、「両方(RAWをマスター)」です。

※※2012年6月より「マスター」という表現が「オリジナル」という表現に変わりました。内容的な差異はありませんが、ご注意ください。


自分は容量節約の為、RAWのみを取り込んでいます。
気になる方はいじってみてください。

ーアクションー
APPLEスクリプトを使って、自動処理をしたい方向けです。
自分がAPPLEスクリプトをそこまで詳しくいないため、Apertureに良さ気なスクリプトが書けません。なので、詳しい説明を除外させてもらいますが、APPLEスクリプトを書ける方であれば、とても便利に使えます。

ーバックアップ先ー
ここで指定した場所に取り込んだデータをバックアップしておいてくれます。
もし、他にHDDをお持ちの方であれば中々使いやすい機能ではないでしょうか?

ーApertureライブラリー
さて、最初からでている項目がありますね。
それが、「Apertureライブラリ」
という項目です。
これが、Apertureに取り込む場所を決める設定になります。

スクリーンショット 2012-05-09 21.34.09
スクリーンショット 2012-05-09 21.34.09 posted by (C)Dei

先程の画像ですが、項目が
「保存先」
「プロジェクト名」
「プロジェクトを自動的に分割」
「重複したファイルを読み込まない」

となっています。
簡単にですがApertureの構造を説明させてもらいます。

まずは「ライブラリ」です。
「ライブラリ」は言うなれば本棚になります。
このライブラリの中にアルバム、つまり「プロジェクト」を設置するのです。

そのため、プロジェクト名というのをつけるのですが、つけなくても構いません。
初期設定では「撮影日毎」になっています。
「プロジェクトを自動的に分割」という項目にチェックが入っていると、日付毎に自動的にプロジェクトをわけて保存してくれます。
2〜3日分写真を撮り溜めた場合でも、勝手に振り分けてくれるんですよね。便利です。

「重複したファイルを読み込まない」というのは、カメラ内で同じ名前のファイルがある場合等に影響するようです。
めったにありませんが。

「ファイルの保存場所」は今お使いのライブラリのままでいいでしょう。

説明が長くなり、取りまとめれない状態になってきましたので、分割したいと思います。
次回は、「お薦め設定」をまとめさせてもらい、取り込みをしてみたいと思います。




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posted by DaysDei at 22:07 | Comment(0) | Aperture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月26日

Aperture使い方講座 第2回〜インストールから使うまで〜

それでは、お楽しみAperture連載第2回です。

前回は理屈ばっかりで面白みがありませんでした。文字ばかりでしたし。

しかし、今回もインストールからと、面白みはありません。
ツールの使い方のレクチャーは大体、こういうものだと思います。

自分の思い通りに使えるようになってからがやっと楽しいものだと思います。


それでは、インストールをする前にですが、Mac APPStoreの残高、またはクレジットカードの有効期限がちゃんとあるか確認しておいてくださいね。

1、APPStoreを起動する

1APPStore
1APPStore posted by (C)Dei

Control+スペースキー等からSpotLightで「APP S」と入れると大体の方で一番上に検索されるはずです。
もちろん、アプリケーションからでもLaunchPadからでも構いませんのでAPP Storeを起動してください。


2、Apertureを起動する

APP Storeに入ると、右側に検索バーがありますので、何度もクリックして探すよりはこちらの方が手早いかと思います。
検索バーにApertureと入れて、検索結果からApertureのページに行きましょう。
2検索バー
2検索バー posted by (C)Dei


3、購入を押します。

心を決めて購入を押しましょう。

自分はすでに一度購入してしまっているので、「インストール」と表示されていますが、未購入であれば、6900円と販売額が表示されていると思います。

3Apertureページ
3Apertureページ posted by (C)Dei

後は通常のアプリの購入と一緒で、Storeのパスワードを入れましょう。
そうしたらインストールが始まります。

後はしばらく待つだけです。


4、しばらくすると、インストールが終わるので起動する
SpotLightで検索するもよし、アプリケーションフォルダ内でもLanchPadでも、といっても、Dockに自動で追加されていると思いますが、Apertureを起動しましょう。

アイコンはこちらです。
4Apertureアイコン
4Apertureアイコン posted by (C)Dei

5、起動直後に・・・
5起動直後
5起動直後 posted by (C)Dei

こんなメッセージウィンドウがでてくるはずです。しかし、自分は一度設定してあるので、若干違いますが、ほぼ一緒のはずです。
これは、写真の保存場所をどうするかという設定で、これでメインのHDDを選択すると、すぐにパンパンになってしまいます。
ここで、右下にある「新規作成」を押し、外付ハードディスクを選択しましょう。
どうも、調べたところだと、NAS等のネットワークハードディスクはエラーになるらしいので、USBやFireWireのハードディスクを選びましょう。
そこに、適当にフォルダを作る等して、名前は最初はデフォルトのままで構いませんので、適当にライブラリを作りましょう。
もし、このメッセージがでなかった方は、起動の後でも設定できますので、そこで行います。
起動後に、「ファイル」→「ライブラリを切り替える」→「その他/新規」で同じ画面に行けます。

6、その他聞かれるかも
ちょっとうろ覚えなのですが、位置情報を使いますか、と、カメラを接続した場合にApertureを使いますか、といった内容の質問がされる場合があります。

意外と位置情報は便利です。アップロード時に削除するなりするのが面倒ではない人で、且つ、旅行が多い方は位置情報は使用してもいいかもしれません。
しかし、GPS内蔵ではないカメラでは手動で設定するので、そこまで重要視しない方はしなくてもOKです。
任意だと思ってください。

カメラを接続した場合にApertureを使うかどうかは、是非そうしましょう。iPhotoも同時に使わないといけない人がいらっしゃるようでしたらその限りではありませんし、人によってはApertureで管理せず、Apertureは現像とレタッチのみという人もいるので、その場合にもまた違うとは思います。
そうではない方はそのままApertureを使ってしまうのが楽でしょう。

7、晴れて起動
6メインウィンドウ
6メインウィンドウ posted by (C)Dei

ということで、これがメイン画面になります。
画面の構成は追々やるとしまして、次に進みます。

8、iPhotoを使っていた方
iPhotoのライブラリをこちらに転送することができます。

「ファイル」→「読み込む」→「iPhotoライブラリ」でライブラリを選択すると、iPhotoの画像がそのままApertureで使えます。

これで、大体の環境はそろったようなものです。


多分、もっと細かい設定もいじれるのでしょうが、今のところ、大した不満がないので、いいかな、と思っています。
大量のデータを扱うアプリなので、マシンスペックによっては重たく感じるかもしれません。
特にメモリ周りが重要のようです。
どちにしても、もっと軽くなると幸せなんですけどね。使い勝手の良さは悪くないので、今のところ、いいかなと思っています。最近のMacだと軽いんでしょうかね。

次回は写真の取り込み方から実施していきたいと思います。


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posted by DaysDei at 22:14 | Comment(0) | Aperture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

Aperture使い方講座 第1回〜Apertureとは〜

前回を第0回とカウントしまして、今回が第一回目になります。

インストール方法等を先にやるのも考えましたが、まずは、Apertureとは何かをご説明したいと思います。
使い方などは追々になります。

Apertureとは

http://www.apple.com/jp/aperture/

APPLE社が開発・販売を行なっているデジタル写真管理・編集用アプリです。

Macには標準で「iPhoto」という写真管理用のアプリがあります。そちらでも写真の管理だけではなく、編集も可能です。

さて、それなのにAperture?という方もいらっしゃいますが、コンパクトデジカメと一眼レフでは、運用方法がそもそも違うのです。

その結果、LightroomやApertureという写真の現像ソフトというのが登場したのです。

その運用方法の違いですが、フィルムカメラ時代をご存知の方ならわかるかもしれませんが、写真を趣味にしている方は、写真は、現像するまでが撮影なのです。

遠足は家に帰るまでと一緒です。

しかし、デジタル写真になってから、現像というのは、「印刷の事」とイコールになりません。
フィルムカメラの現像は紙に起こすことを指しているだけではなく、微調整も含まれるのです。

さて、デジタルになり、画像ファイルとして写真はふつう、出力されているわけですが、画像になる一歩手前というのが存在しているのです。
それが、「光の強弱」です。フィルターを通して、色の情報も加わり、ただの光の情報というのが存在しているのです。
それを画像ファイルに変換しているのがデジタルカメラの基本ですが、その光の情報をRAW(ロー=生)と言います。
このRAWファイルですが、ふつうのJpegの何倍ものデータ量があります。はっきりと言えば、保管も大変なファイルです。しかし、一眼レフを使う方の半数以上はRAWで撮影する経験はあるはずです。

なぜ、そんな重たいファイルを使うのか、というところになります。

理由は単純です。
jpegファイルはもちろん、綺麗なのですが、すでに画像が圧縮されており、細かいところまで見てしまうと、粗があるのです。
しかし、そんなのは大して影響ないのです。

そのままだったら、ですが。

デジタル写真になってから、レタッチをされる方が増えました。
レタッチというのは、写真の色味補正やら特殊効果をつけたり、写真を編集することを指すと思ってもらえれば結構です。
このレタッチに問題があるのです。

完成された絵になっているjpegは簡単に言えば、すでに絵として完成しており、更にはデータ量を減らしている為、ほんのりと粗さがあるのは前述の通りです。大して目立たないのも前述の通りです。

但し、ここでレタッチをしたら、jpegを更にjepgにしなおすことになるのです。

つまり、何度もしていると、粗が大きくなってしまうのです。


Rawであれば、無劣化状態に効果を確認しながらつけ、最終的に全部の効果を一気にまとめてからjpegにするので、劣化がjepgにするときの一回のみなのです。

これは大きなアドバンテージです。

写真という作品を作る方であれば、確実にRAWの方がいい、と感じるはずです。


そんな写真を作品にできるほど上手にとれないよ、という方もいらっしゃいますが、そんな事はありません。大事な記念写真も、少し暗かったり、明るすぎたり、ほんのちょっと色味を直したら綺麗になるな、という時にはRAWの方が調整が利きやすいのです。

それは、jpeg圧縮される前の光の強弱をそのまま保管している為、細かいディティールが残っているからです。
暗すぎるところを明るく戻した際に、jpegだと黒トビ(真っ黒すぎて、色の情報が黒に振りきれていて編集で明るくしても戻らない状態)していても、RAWだとまだ、色や階調情報が残っている場合すらあるのです。

簡単に言えば、上手く行けば写真を救い出せる、と言ってもいいのです。

ふつうのRAWのメリットはこの部分が大きいのです。
そして、行く行くは、「写真を描く」という作業になるのだと思います。

まだ自分も初心者なのでその域にはまだまだ達してはおりませんが。

さて、このRAWは基本的にパソコンでは(Macは見れてしまうのですが・・!)見る事ができません。
そのため、編集をするしない、でも現像という作業が必要になります。
しかし、現像と言っても難しく考えないでください、Apertureは取り込んだRAWのjpeg版を自動で現像しておいてくれます。なので、何も意識しなくて大丈夫です。
そして、レタッチする都度、現像を勝手にしてくれます。RAWそのものは手を加えられないので、最初の無編集状態も常に維持されます。

Lightroomを使っていないので、比較を交えた事は言えませんが、Apertureを使ってみた感想を言うと、

○取り込んだ時点で素の状態のjpegが精製されているので特に毎回何か手間がかかる訳ではない
○同じ写真でも、調整したものをバージョンで簡単管理
○ライブラリという単位で切り替えができる
○外付ハードディスクと相性が良かった
○やっぱりフォトストリーム

というところが今のところ目下、よかったところです。

古い写真もRAWで撮ってあれば・・と後悔し続けています。

弱点は、やはりRAWは10倍とまではいきませんが、かなりのデータ量を取ります。
外付ハードディスク等は必須でしょう。

というよりは、写真を取る方は、外付ハードディスク等、バックアップが用意な環境を用意しないと、万が一で涙モノになりますので、RAW現像をしなくても必要と言えば必要ですね。

という訳で、次回は入手方法と初期設定周り(自分がやった初心者版)を説明したいと思います。
大した事は一切していませんが、メインはライブラリを最初から外付けに退避させただけ、とネタバレしておきます。

今回は文字ばかりでしたが、次回はある程度、絵も交えて説明できたらと思います。


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タグ:Aprture Mac
posted by DaysDei at 10:04 | Comment(0) | Aperture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Aperture

Aperture(アパチャー)という写真管理ソフトがあります。


実は、自分は、音楽はLogic、シンセはMainStage、映像はFinalCut、エフェクトはMotionと、Apple謹製のアプリばかり使っています。
金額的にも安かったり、癖は強いですが、結果として使いやすい物が多いと感じている為です。

そして、写真をはじめるにあたって、Apertureの導入を行いました。

現状だと、AdobeのLightroomがトップで人気だと思いますが、Apertureの最大の利点と言えば、管理が一括であるという事と、フォトストリームに対応している事です。

現像した直後にiPadに転送されている。
iPhoneにも。

他人に見せるにはなんとも手軽に簡単なのでしょう。
もちろん、1000枚までという制限はiCloudにはありますが、そんなに影響はありません。あくまで、すぐに確認できる、というのが大きいです。

パソコン画面でもいいのでしょうが。逆にでかすぎるのです。
紙に近い感覚で見れるような気もします。

そんなこんなで、ある程度、RAW現像とApertureを初心者視点で連載してみたいと思っています。

もし、間違っているところ等があったら優しい上級者の方がきてくれる、と信じています。


次回はApertureの概要からスタートします。


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タグ:Mac Aprture
posted by DaysDei at 09:18 | Comment(0) | Aperture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする