新型Macで検索されていらっしゃる方もいらっしゃるようなので、自分が勝手に予想した新型iMacについて語りたいと思います。
まず、必須と思えるのがUSB3.0でしょう。
ThunderBoltもあるのでいらないと言う方もいますが、事態はそう単純ではありません。
まず、USB3.0と現状ThunderBoltでは差がありすぎると言えるのが、機器の豊富さと価格です。
ThunderBoltが使いやすくなるのは今年の年末から来年の上半期ほどからとなるでしょう。
理由は、新型自作用のマザーボードの対応加え、PCI-e版のThunderBoltが今年末ほどに控えており、ユーザー数が増えた事で、TunderBolt専用機器やUSB3.0コンバーターが発売され、価格も下降して行くことで急変するかもしれません。
ThunderBolt実装前には、高速転送と言えばFireWireでした。今でも愛用している方も多いでしょう。しかし、機器が高い。HDDで言えば3000円〜5000円ほど高いほどです。
スペック思考だったり、Macと言えば、と考える方ばかりでしたら問題もありませんが、Windowsからの移行組が増えた現在、ワールドスタンダードを並行利用できるのか、というのは大きい違いです。
そして、自分が一番気になるのが、ThunderBoltが1ポートのみの21インチiMacです。
ポート数からしても、この先もUSBに頼り切らないといけないのです。そこで、USB2.0を使い続けろ、と言われれば、自分なら少し敬遠してしまいます。
27インチは2ポートのThunderBoltがある為、外部ティスプレイにUSB3.0コンバータ、その他の機器を繋いでもデイジーチェーンも考慮し、余裕のある運用ができると考えます。
現状、IvyBridge発売までMacの新型を発表する気がないところを見ても、USB3.0コントローラー内蔵のIvyBridgeのみで、USB3.0環境構築しようと考えている為、CPUの発売待ちをしなければならないのではないでしょうか。
長くなりましたが、今はCPUやメモリ等の性能値よりは、IOポートの移り変わりの方がトレンドだと感じている為、ここを長々と書きました。
実際に言ってしまえば、今、このIOポートの変遷がなければ、SandyBridgeの現行Macを買っても全くもっていいんじゃないかと思っています。
さて、そんなこんなで次ですが、今、注目されているのがドライブ、つまりはDVDドライブは継続するのか、です。
これは、継続だと思っています。
理由は単純で、まだ時期尚早だからです。
今のところ、Macでオンデマンドなどのインターネットからの動画購入や音楽購入は安定した環境にあるとは言いがたい部分があります。
そして、自分から言わせると「MP3とCDじゃ音質が違いすぎる」という事です。当然、CDにも限界がありますが、128Kbpsのmp3とCDを一定以上のサウンドカードを使い再生すると、粗のあることあること。
Macは先鋭性を楽しむ機器でもありますが、「メディアを楽しむ」機器でもあるのです。今のところ、自分の感覚では、CDドライブを外すという感覚はないのです。
そして、MacBookAirの説明の中に一点、これを裏付ける分けではありませんが、当時から気になっていた事があります。
サポートのページになりますが
http://support.apple.com/kb/HT1131?viewlocale=ja_JPMacBookAirはドライブを取り外しましたが、使うためのお薦めの方法として、iMacを使う方法がずっと提唱されています。
この内容を見る限り、iCloudの実装でiOSに対する「母艦」という概念が薄れたように見えますが、結局のところ、音楽の転送等も含め、「母艦概念」は残っています。
MacBookAirはあくまでFighterShip、戦闘用航空機なのです。母艦に燃料補給も、運用データも返さないといけないのです。
つまりは、iMacというデスクトップがありきで、MacBookAir等のノートとiOSを付随させている形式は未だに守られているのです。
実際にiCloudを限りなく有効活用している方がいても、まだまだ物足りなさを感じるはずです。
そういう方は他のCloudサービスも併用しているはずです。
実際に言ってしまえば、MobileMeというサービスがこの間、ほぼ終了してしまいましたが、あれの方が理想に近かった方の方が多いことでしょう。
このことから、まだ、Appleでもドライブを外す、という事は今回では起きないでしょう。
iCloudを含め、コンテンツホルダーとの状況を見極め、最終的には消失していくだろう、と感じています。
実際、HDDとSSDにも似た感覚を禁じえませんが。SSDの完全大容量化は更に先でしょう。
512GBくらいが2万円くらいになる時代がもし、やってきたとしても、HDDはその頃には10TBを超えているでしょう。ここは住み分けや併用が一番得策なのでしょう。
iMacもHDDを2台搭載できるようになりましたが、増設難易度は高いです。
もし、ドライブを取っ払うようであれば、スロットインできるSSDマウンターをドライブの代わりにつけてくれないものでしょうか。そうしたら、今現在、ミドルタワー型Macを、と所望する人の半数近くの需要を賄えると思います。
さて、今一番の注目、それは
IvyBrige
ではありません。IvyBridgeも関連しますが、高解像度ディスプレイです。
iMac27インチ等の最大サイズのMacをお使いの方ならご理解いただけると思いますが、高解像度、素晴らしいです。
情報量の多さに最初は困惑もしましたが、はっきり言って、今、1024x768のディスプレイを使ってくれ、と言われたら、泣いても嫌がります。
会社のWindowsですら、ディスプレイを経費で買い換えてもらったくらいです。
実は、IvyBridgeに搭載される、内蔵グラフィックコントローラーは、かなりの高解像度まで対応しているという噂もあり、もし、それが本当であれば、超解像度も可能性がでてきます。
グラフィックカードで対応するからCPU関係ないだろう、と言われかねませんが、それ以上に、もし、超解像度がCPUで対応できるのであれば、MacBookAirからすべてのラインナップで可能ということになるのです。
それは、ディスプレイのみの原材料費が上がるだけで済む為、それが相対的に価格の据え置きというMacの基本ルール(微増微減はしてきましたが)的なポジションを守れるのであれば、やるかもしれません。
OSの組み直しも必要かもしれません。それを考えると、OSX10.8 MountainLionからでしょうか。
あくまで推測にしかなりませんが、MountainLionは、iPad等の機能を追加するだけのような案内でした。
果たして、Back to Macと銘打ったLionに入れてはいけなかったのでしょうか?
もしかしたら、MountainLionにはソフトウェアとしてのiOSの組み込みであったLionではなく。ハードウェア、つまりは網膜ディスプレイを追加、サポートするためのOSとして組み上げてくるのかもしれません。
デペロッパープレビューに、すでに超高解像度の痕跡がある、という報告もちらほらと聞いていますので、ありえなくはないですが、夏なので、今回のiVyBridgeの次のMacからになるかもしれませんね。
さて、今回の話をまとめますと、
1.IOポートにUSB3.0が追加される
2.DVDドライブは消滅しないはず
3.超解像度は年内だったらいいな
というところです。
悪い言い方ですが、新CPUの話ばかりが先行してしまっているようですが、あまり気になりません、なぜなら、新CPUを使うのは当たり前であって、且つ、そこにAPPLEの理念は入っていないに等しいからです。
当然、一番先鋭的なCPUを搭載するでしょう。
あえて古いCPUを搭載する意味はありません。
それは、ただの技術の進歩であり、CPUのメーカーを変える、等の大々的な事件が起きない限り、APPLEの思惑は一切ないと思えます。
極論で言えば、A5プロセッサーをMacで!とでもなったら大変な事件でしょうが。
やはり、APPLEの華は「デザイン」「OS・インターフェース」「IOポート」だと思っています。
この3つを美しく噛みあわせた結果がMacであり、けしてCPUやメモリがどうこうではありません。
もし、そこがどうこうあるのであれば、CPUはBTOでも選べません。メモリも一定量で固定でしょう。増設もできません。グラフィックボードも現状で選択肢は少ないですが、選べなくなることでしょう。
そこにはユーザーの意思が反映されるべきところであって、APPLEがどうこうというモノではないからこそ、選択肢を用意しているのではないかと思っています。人によって使い道が違うコンピューターだから当然といえば当然ですが。
MacのIOポートの歴史は中々味があるものなので、是非興味がある方は調べてみるといいかもしれません。
Macと言えばIOポートとの戦いだと言ってもいいんじゃないか、と思えるはずです。
長くとりとめもありませんでしたが、自分の期待する時期iMacはこれもまた素晴らしい事でしょう。
すべての人生をクリエイトする方に素晴らしい体験を与えてくれる。そう、Macならね。
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