レフ板は被写体の明るさを上げたり、影を消したりと便利な撮影アイテムです。
しかし、弱点があります。
それは、一部しか明るくしていないという事です。
撮影にでかけると見かけるのが、50cm〜70cmのレフ板です。
これではダメです。
実際にレフ板を使う場合、モノにもよりますが、平均面積の3割増し程度、レフ板をたわませると逆に反射面積が小さくなる場合もあります。
それはかなりの問題です。
全体を明るくするには役不足です。
逆にピンポイントで明るくなる為、違和感が出ると言えます。
ピンポイントで明るくする場合もあるので、小さいモノは便利なのですが、できる限り全体を明るくするにはもっと大きいモノが必要になります。
3割増しになると考えて、できれば1メートルを超えるサイズのレフ板の方が安定します。
それに、大きいものであればある程度目見当でも光りを被写体に当てる事も簡単です。
片手でレフ板を持つときも、融通が利きやすい場合もあります。
大きすぎてやりにくい人もいるとは思いますが、利点は計り知れませんし、他に手伝いの人がいる場合にもざっくりと当てやすいと思います。
自分は、50cmクラスと1mクラスを複数一応持っています。
黒レフは使い道が若干上級者向けなので、白/銀レフがお薦めです。
レフ板は同じモノを2枚づつ持っているのもお薦めです。
サイドのクラムシェルにも使えますし、バンクライト等がない場合にも、上下に挟んで上側でストロボバウンス等をして擬似的に弱いクラムシェルにできたりもします。
クラムシェル撮影は顔の影を極力落とす近年では一般的なモデル撮影の方法です。
実際に、光源2個で挟む(二枚貝風)にするのでクラムシェルと言うようですが、太陽を1個の光源として、モデルさんにレフ板を持ってもらい顔を照らしてもらうのもクラムシェルと言えると思います。
太陽で挟むとこんな感じになります。

太陽クラムシェル posted by (C)Dei
ストロボを使う場合はこれになりますが、上をバンクライト等にするパターンの方がスタジオっぽいようです。

クラムシェル posted by (C)Dei
上下で挟むパターンもあればサイドで挟むパターンもあります。
レフ板の距離等でもそれなりに変化が出るかと思いますので、1枚だけというよりは幅が広がるかと思います。
レフ板は1枚1000円〜2000円ほどのモノもあるので、それだけでワンランク上の撮影ができるのではないかと思います。
使いやすい1m超サイズです。
50cm前後だと、強く反射する部分が顔と首を合わせたサイズなので、モデルさんの顔を明るくするのに使いやすいです。
スタンダードなライティングですが、基本をしっかり、という意味では一度試してみる価値はあるんじゃないかな、と思います。

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タグ:カメラ